大荒の滝【四国の滝探報/高知】
こんにちは四国グラフィです。
高知県香美市にある大荒の滝について、観光情報やアクセスなどを自分が撮影した写真たちと共にお伝えします。
※この記事の元になった情報・写真は2022年6月のものです。
概要
大荒の滝
場所 高知県香美市香北町大東
Oare no taki waterfalls
落差 約40m
アクセス 自動車を推奨 高知市より約1時間10分
駐車場 あり(無料)
遊歩道 滝まで20分程度の山歩き
大荒の滝(おおあれのたき)は高知県中央東部香美市にある大きな滝です。
近くに日本の滝百選に選ばれる轟の滝(とどろのたき)があるためかさほど有名ではありませんが、落差は実に40mで轟音上げる大迫力の名瀑です。
秋の紅葉シーズンはもちろん春の新緑時期もとても美しく、夏の降雨期は水量が増えてより迫力が増します。
滝に纏わる伝説
かつて2匹の龍がお隣の轟の滝へ舞い降りた。
しかしすでに先客がいたことより、棲家を探して飛び立ったところこの大荒の滝に目をつけた。
龍たちはこの大きな滝をいたく気に入り、特に春のツツジや秋の紅葉をこよなく愛したという。
この2匹が戯れて飛び回るとこの周囲一帯が荒れに荒れたことから大荒の滝の名がついた。
この滝が観光地として開拓される以前は、この伝説だけが残っていたそうです。
龍の鱗のあとが今も滝口に残っているんだとか。
またこの一帯は壇ノ浦の合戦で敗れたのちの平家安徳天皇一行が流れたとも云われており、この大荒で水を汲んだとの歌が歌碑となって残されています。
アクセス
高知県香美市香北町大東
香美市香北町の集落より長い林道を通りますので、自動車を推奨します。
国道195号線を高知・南国市方面から東へ走り香北岡村モータースの手前で左折して県道217号へ入っていきます。
こちらで左折です
物部川にかかる橋を渡ってヘアピンカーブを越えると大荒の滝周辺案内図および青い標識が目に入ります。
大荒の滝方面へもう1度橋を越えて進んでいくと柚木谷バス停横に大荒の滝・轟の滝への看板が示されています。
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大きく切り返して梅木谷集落へ入りますが、このあたりは道幅が狭いため要注意です。
道なりに進めばやがて再度赤いポストの隣に案内板を目にしますので、左手に取り林道に入りましょう。
残り2.6kmの地点で木馬茶屋と公衆トイレがあります。
木馬茶屋は例年ですと11月の紅葉祭りの合わせた時期に営業されています。
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引き続き進んでいくと数カ所の舗装された駐車スペースと東家が見られるようになり、それぞれから遊歩道に入ることができます。
大荒の滝を目的地とする場合は、『大荒の滝もみじ峡』の石碑がある駐車場まで進みましょう。
遊歩道案内図
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現地で見ることのできる案内板を示します。
木馬茶屋を過ぎて最初に目にする案内板を撮影したものです。
大荒の滝に近づく際は2つ目の駐車場へ進みます。
こちらの石碑が目印です。
![](https://shikogura.blog/wp-content/uploads/2022/07/174D2C2C-53EA-448A-A045-88BEE65839B8.jpeg)
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滝への遊歩道
大荒の滝への遊歩道は短いとはいえほぼ登山道です。
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整備はされているもののやや荒れておりザレて滑りやすいですので、20分ほどの道ですが履き物などはしっかり準備しておきましょう。
時折急な登りを越えて進めばベンチがあり、この先まもなく大荒の滝の全景を望める橋(斜張橋)へ到着します。
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大荒の滝は本滝が2段の滝で、距離が空いて下流にも数段の滝からなしています。
葉が生い茂る時期は橋から全景は見づらいでしょう。
ちなみに下流の沢にはこの斜張橋の周囲から降り立つこともできますが滑りやすいので注意して。
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橋を渡って直進し、左手に上流へ登って行くと東家の休憩所があり、この付近が大荒の滝を眺めるに最も良いスポットです。
滝壺に向けて降りていく際はお気をつけて。
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それでは初夏の大荒の滝を御覧ください。
大荒の滝 写真
![](https://shikogura.blog/wp-content/uploads/2022/07/02354927-CB40-402A-A780-D66734641460-683x1024.jpeg)
Canon EF24-70mm F2.8L ⅱ USM
![](https://shikogura.blog/wp-content/uploads/2022/07/543FE980-BFF7-45D6-8CCD-CECDE18608C3-1024x683.jpeg)
Canon EF24-70mm F2.8L ⅱ USM
動画はこちら
撮影に関して
東家から滝つぼに向けて少し降りたところで斜面に三脚を立てて撮影してみました。
滝の全景を一枚に抑えるには広角レンズが必要ですが、24mm程度でもなんとかなります。
滝の水量が多く落差もあるため、飛沫がミストとなって飛んでくるのでレンズ保護フィルターは必須です。
滑りやすい場所からになりますので転落しないように!
ドローンでの空撮なども大変綺麗でしょう。
安全性と許諾の有無に留意して実施してくださいね。
あとがたり
大荒の滝、いかがでしたでしょうか。
人気のない場所で大迫力のまさに秘境の滝です。
この一帯には岩屋滝、つらら滝などの美しい滝が散在するほか、少し離れて前述の轟の滝もあります。
岩屋滝についてはこの時訪れた記録を別記事でお届けしていますので、ぜひお読みいただければと思います。
岩屋滝:https://shikogura.blog/iwayadaki_waterfalls
ぜひお近くのエリアに観光にお越しの際は、大荒の滝に立ち寄ってみてくださいね。
![](https://shikogura.blog/wp-content/uploads/2022/07/2AB48B76-4C72-4477-AE65-A3C19EF11C73-300x225.jpeg)
それではまた違う滝でお会いしましょう。
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