大岐の浜【高知県の絶景】

こんにちは四国グラフィです。
本日はマイナー写真スポットシリーズです。

今回は高知県土佐清水市の大岐の浜についてお送りします。

大岐の浜について

大岐の浜は高知県土佐清水市、足摺宇和国立公園の東側に位置する大きな砂浜で、実に1.5kmのなだらかな海岸線が広がっています。

土佐清水はサーフィンや釣りなどのアウトドアを好む方にとって非常に恵まれた美しい場所ですが、中でも大岐の浜の海岸線は最大規模です。

高知の海岸としては珍しく、比較的穏やかで優しい砂浜が伸びており、天気の良い日は大勢のサーファーやキャンプをする方などで賑わっています。

特に晴れている日は海岸自体がとても美しいのですが、広すぎて被写体を絞りづらいことや、朝陽や夕焼けでは別に有名なスポットが多いことなどからそれほど写真は上がってきません。

海岸線でのポートレートなどはゆっくり撮影ができそうですが、浜辺というだけならばアクセスの良い他の場所も検討できるということでしょう。

通るたびにとても綺麗で好きな場所であり、何か撮れないかなと考えていました。

アクセス

それでは行き方についてみていきましょう。

在住の方はご存知かと思いますが、四国で一番便利な交通機関は自動車です。

足摺岬までおおよそ18kmの場所にある大岐海岸は、高知市からだと2時間半程度。
四万十市中村からだと30分少し、宿毛市からだと60分程度の所要時間です。

四万十市からアプローチする想定だと、四万十川沿いに南下し『足摺サニーロード』こと321号線を道なりに走行するとトンネルを抜けて下ノ加江に出て、さらに道なり10分ほどで到着します。
下ノ加江にはローソンがあります。

駐車可能なスペースは3つあります。

道なりに出てくる順番に、ひとつめは大岐ビーチ展望駐車場。7-8台程度のスペースがありなんとなく走行していても一番わかりやすいです。長い海岸線を横から眺めるような場所にあります。

ふたつめですが、その先100-200m程度過ぎたところから直接浜辺に降りて駐車することもできます。レジャーで何度も訪れている方はビーチに最も近いのでそうされている方が多いようです。

この直接浜辺に降りる道から撮影した写真はこちら。

ISO100 f14 SS15s 70mm ND1000

渡された橋以外、一面邪魔するもののない海。この右手奥に延々と砂浜が続いています。

最後に、大岐の浜無料駐車場。付近には大岐の名を冠した民宿は目につきますが、無料駐車場への入り口は分かりにくいです。
左手にガソリンスタンドを過ぎたら通り過ぎているので注意。
その手前で左折し、やや狭い道を通って駐車場へ入ります。
こちらは林の中を抜けると目の前に砂浜と海が広がります。

振りかえってみて。

大岐海岸
https://goo.gl/maps/F4EKyFXELVkCnTQz5

さて、ぼっち写真部はどうするでしょうか。

撮影

10月の晴れの日の夕方、ちょうど足摺サニーロードを通る機会がありました。

この海岸は夕陽は真後ろの山に沈んでしまうために夕陽は撮れないのですが、だからこそ狙えるものがあります。
そう、ビーナスベルトですね!

ビーナスベルトは薄明と呼ばれる現象で、沈んだ後の太陽が反対側の空に地球の影を生み、独特のグラデーションに水地平線が染まることです。

機会があるたびに夕暮れを駐車場で待つこと数回、とてもいい日に巡り合いました。

だいたい1人で活動している僕は被写体をしてくれる方を連れているわけもなく、染まりそうな気配を察して三脚と海岸に降りて岩場でロケーション探し。空と一緒に波の動きが撮れそうな場所を探しました。

ちなみに、この時点で足は波に浸かっています。クロックス車に積んどいてよかった。

そうして撮ってみた写真がこちらです。

ISO320 F8 SS1.3s 24mm CPL+ND32

急いでのセッティングで試行錯誤する時間もあまりありませんでしたが、どうにかイメージに近い1枚を収められました。

ビーナスベルトの観測できる時間は短く、撮っているとすぐに色の階層も不明瞭になり暗くなってゆきます。

最後に視線を変え、撤収する前にロングシャッターで。

ISO100 f18 SS15s 24mm

かなり非現実的な雰囲気がありますが、実際にこんな色なんですよね。

写真撮るのにも夢中でしたが肉眼で記録する空の色も本当に綺麗で、素晴らしい時間でした。

撮影してみて学んだ必要物はこちら↓

  • 膝下まで濡れる準備
  • 倒れない三脚、ストーンバッグなど
  • レンズ保護フィルター(ほかCPLやHalfNDフィルターなど)
  • 機材を清掃できるキット

レンズにも飛沫が跳ねるのと、三脚は潮水に濡れ砂も付着するので、脚を畳む前にしっかりケアしましょう。

当然ですが三脚が倒れることにも十分注意してくださいね。

あとがたり

いかがでしたでしょうか?

大岐の浜でのビーナスベルト撮影でした。

なかなかアクセスの難しい四国の端っこですが、やはり人の行かないところにも絶景が潜んでいるもので、大変いい時間を引き当てることができました。

魅力の詰まった土佐清水の町、皆様も是非良い景色を探してみてください。

もしこの記事を見て大岐の浜で撮影をされた方はぜひご連絡ください!

写真を送っていただけたら、しこぐらSNSなどで共有させていただきます。

これからも四国百名山と共に、マイナーな撮影スポットをお送りしていきたいと思います。

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それではここまでありがとうございました。

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