石鎚山 土小屋コース(後半)【日本百名山】

こんにちはしこぐらブログの四国グラフィです。
この記事では秋の石鎚山登山の山頂から天狗岳・南尖峰までを記録しています。

前編記事では鎖場を越えての弥山登頂までお届けしました。
石鎚山はどんな景色で迎えてくれたのでしょうか。

※前回の記事はこちら ⇨ 石鎚山 土小屋登山口(前半)
※この記事の元となる登山は2021年10月中旬および2022年10月下旬です。

土小屋登山口〜山頂まで

登山口より山頂までの過程は前編の記事をご覧ください。

石鎚山 土小屋コース(前編)【日本百名山】

登山客に四国随一の人気を誇る石鎚山は、四国で2座ある日本百名山のうち1座です。 霊峰石鎚と名高く日本百名山、日本七霊山にも名を連ねます。この記事では土小屋登山口か…

石鎚山 弥山山頂

三ノ鎖を無事登り切った安堵もほどほどに、大勢の人で賑わう山頂広場が目に入ります。

目前の建物は石鎚神社奥宮頂上社です。
その奥には石鎚頂上山荘が営業しています。
山荘の食堂利用には時節柄マスクが必須ですのでお忘れなきよう。

弥山山頂の広場からは、南方面の尾根の先に最高地点天狗岳を眺めることができます。

天狗岳に向かい右後方には二ノ森・西ノ冠岳、左手後方には瓶ヶ森方面を眺めることができます。
それぞれ紅葉樹に彩られていますが、何より天狗岳へ伸びる尾根の紅葉は美しいです。

弥山山頂から天狗岳を

雲よりも高い場所にいるため登山道が曇っていても山頂は見晴らしが良いことは多々あります。
この日も眼下には一面に雲海ができており絶好の石鎚日和でした。

ガスで覆われていても山頂は風も強く、粘っていれば姿を現してくれることも多いですので気長に待ちましょう!

なお三角点は弥山北西の1921m地点にあります。
少々難しい場所にありますので、別途記事を書いていますのでぜひご参照ください。

石鎚山三角点 探報

この記事では、愛媛県石鎚山の三角点について紹介しています。北西約600mの東ノ冠岳頂上付近に位置しており、一般的な登山道はありません。登山道途中から直登するために…

写真 石鎚山頂から

弥山頂上からの天狗岳方向および二ノ森方面の写真です。

ISO160 f11 SS1/40sec 24mm CPL
ISO160 f11 SS1/50sec 24mm CPL
左 二ノ森 右 西ノ冠岳

今でこそ各種SNSで天狗岳の写真は多く投稿されており見慣れている部分もありましたが、実際に見る光景はそれは感動的でした。

人気のシーズンで晴れている日だったので、山頂には数十人の人がそれぞれ景色を楽しんでおられ、多くの方が天狗岳への稜線を歩いています。

頂上の看板を確認して一息入れたら、天狗岳へ渡ってみましょう。

天狗岳

天狗岳石鎚山最高地点標高1982mです。
つまりそこが西日本で最も高い場所ということになります。

弥山から天狗岳の尾根道は足場こそ落ち着いていますが、一部絶壁の頂上の岩場を進んでいくことになります。

落ち着いて進めばさほど危険度は高くありませんが、平たくいうと断崖絶壁の上を進んでいくようなもので万が一転落すると落命する可能性が高いです。
自信がない方は無理せず避けておきましょう。

しばしば弥山山頂で「行ってみようや! 」と違うグループの方に好意で声をかけている方がいらっしゃるのですが、そういった事情で個人的にはあまりよろしくないと思います。

天狗岳には弥山山頂より鎖づたいに降りて尾根に乗り、10分ほど歩いたのち後半は岩場を伝っていきます。
絶頂に小さな祠とともに、標高の刻まれた天狗岳のプレートが設置されています。

天狗岳から弥山方向
天狗岳の祠とプレート

動画 石鎚山頂〜天狗岳

石鎚登頂時すぐ二ノ森・西ノ冠岳方面
弥山より天狗岳方面
天狗岳手前の尾根からぐるりと

南先鋒

弥山から天狗岳、さらに奥へ渡っていくと最後の1つが南尖峰(なんせんぽう) で、天狗岳よりも切り立った岩場の先に最後のピークがあります。

天狗岳の祠越し南尖峰

こちらも天狗岳と同じ標高1982mで、標識などはありません。
石鎚山もうひとつの最高地点ですね。

南尖峰までも踏み跡がありますが、天狗岳と同様注意して進んでください。
標識がないため通りすぎると危険箇所になりますので注意して。

前半の記事で少し触れた東陵ルートでは南尖鋒へやや西側の岩壁を登ってくるそうです。

写真 南尖峰付近から

南先鋒まで渡る際、および到達して撮影した写真を掲載します。

ISO160 f11 SS1/80 24mm CPL
南尖峰手前から

上の写真中央の方も南先鋒まで行っておられました。

さらにここから降っていくグループも目にしましたが、筆者はここまで。
すれ違いに気をつけながら弥山山頂へと引き返します。

南尖峰から天狗岳方向を

下山

石鎚登山を通じて鎖場は下山路としては設定されていません。
帰りは必ず迂回路を歩きましょう。

登りを鎖で登頂された方は反対側、山荘の脇から迂回路を通って下山を始めます。

20分ほどで二ノ鎖元小屋下の鳥居まで戻り、そこから往路を引き返します。
降りの木段は結構滑りやすいのでご注意ください。

なお石鎚山に限った話ではありませんが、一帯は国有林であり紅葉の落ち葉から小石に至るまで自然物を持ち帰ってはいけませんので注意してください。
お土産は写真と思い出だけにしておきましょう。

お疲れ様でした。

参考コースタイム

土小屋登山口
〜鶴ノ子ノ頭(巻道)
〜ベンチ1 (30分)
〜ベンチ3・東陵基部 (25分)
〜二ノ鎖元小屋 (30分)
〜迂回路
弥山山頂 (25分)
天狗岳 (10分)
南尖峰 (10分)

(下山)南尖峰
〜天狗岳 〜弥山山頂 (15分)
〜二ノ鎖元小屋 (15分)
〜ベンチ3・東陵基部 (25分)
土小屋登山口 (50分)

活動時間 5時間11分 (休憩・撮影込)
歩行距離 9.4km
獲得標高 750m

あとがたり

日本百名山のひとつ石鎚山、秋の登山記録でした。
土小屋コースは初心者でも問題なく登れる道ですので、行楽シーズンの行き先として普段登山をされない方にもお勧めできます。

この山域はいずれも紅葉狩りにうってつけの山ばかりですが、紅葉で染まる天狗岳の姿はやはり素晴らしい美しさです。

たくさんの方が朝焼けや夕暮れと共に写真を公開されているので、ご覧になったことがある方も多いでしょう。ぜひご自身の眼でお確かめくださいね。

他の代表的な登山道は成就社コース(表参道) があります。
こちらは冬季登山の記録を公開しておりますのであわせてお読みいただければ幸いです。

それではここまでご覧いただきありがとうございました。

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Re-written
ver1. 2022.1.10.
ver2. 2022.11.21.
ver2.1 2023.11.5.

大人気 秋の石鎚登山でした

シーフードも美味しいよ!

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