稲叢山【新日本百名山/高知】
こんにちは、しこぐらBLOG です。
この記事では高知県いの町の稲叢山についてお届けします。
登りやすく見所の多い、老若男女の楽しめる素晴らしい山です。
※この記事の元になった登山は2022年2月、2025年12月ほかです。
Contents
稲叢山
概要と見所

(いなむらやま)
標高1506m
高知県土佐町/いの町
新日本百名山/四国百名山/花の百名山
写真:稲叢ダムより眺めた稲叢山(中央)
稲叢山は高知県中部、いの町と土佐町境に位置する山。
四国百名山及び新日本百名山に選ばれています。
新日本百名山は岩崎元郎氏により選定され、"中高年に登りやすく人生豊かにするための登山" をテーマにされた新たな百山です。
稲叢山もそれに相応しく、複数のコースはいずれも歩きやすく楽しんで登ることができます。
また平家の落人伝説の舞台でもあり、春夏は花木、冬は渓谷の氷柱など見どころの多い山です。
麓には稲村ダムが位置し、四国中南部の山脈と合わせて美しい展望を成しています。
登山口とアクセス
登山口はいずれも稲村ダム付近にあり、登山に適した公共交通機関はありません。
稲叢ダムより歩いてすぐの洞窟コース登山口、または稲村山トンネルそばからの稲叢山・西門山登山口があります。
稲叢山洞窟登山口
自動車では土佐町から瀬戸川渓谷沿いの県道6号線を用いるか、愛媛県西条市と高知県いの町を繋ぐ国道194号線から稲村ダムを目指しましょう。
通年登山可能ですが、冬場は積雪や凍結の可能性が高く冬用タイヤなどの準備が必要です。
※個人的経験では、194号線から向かった際に急斜面での道路凍結でスタックしたことがあるため、冬場は土佐町側から林道を走るようにしています
ダム周囲に駐車可能スペースがあり、管理事務所付近の水洗トイレが利用できます。

起点としてはとても恵まれています
電波はほぼ入りません
稲叢山トンネル登山口
ダム以外では、付近の稲村山トンネル そばからも登山道があり、稲叢山から西門山を結ぶ縦走路上の稜線鞍部にすぐ合流します。
尾根付近の花や植物、またピークハントが目当ての場合はここからが最短コースになります。
稲叢山・西門山を縦走した場合は下山路などでも経由する場合もあるでしょう。

南側入口向かって右手に登山口
稲叢山トンネル南口
Google mapにはポイントなし
路側帯が広く駐車は容易です
登山コース紹介
稲村ダムからは大きく3本の登山ルートがあり、いずれも歩きやすいです。
初めて歩く方は登りは洞窟コースがおすすめ。
降りはお好みで組み合わせましょう。
| 山頂小路コース | 南側の急勾配の路 距離的に最短となる | 約70分 |
| 伝説の洞窟(渓谷)コース | 滝や伝説の洞窟を経由 冬場の氷柱や二枚岩の展望所 | 約100分 |
| 旧登山道(送電線)コース | 旧稲叢山登山道 比較的緩やかだが距離は長い | 約100分 |

西門山に縦走したのちに合流し旧登山道で降っています
稲叢山・西門山周回コース
- 稲叢ダム
- 登山道入口 (10min)
- 伝説の洞窟 (40min / 1.4km)
- 東尾根の四叉路 (75min / 2.1km)
- 稲叢山山頂 (100min / 2.8km)
- 鉄塔下展望所 (130min / 4.1km)
- 西門山山頂 (180min / 5.7km)
- トンネル登山口 (230min / 7.5km)
- 登り直し旧登山道へ合流 (245min / 7.8km)
- 稲叢ダム (290min / 9.6km)

歩行距離 9.8km
獲得標高 791m
登山開始
それでは稲叢山・西門山へ登った際の記録をご紹介します。
記事中の写真はいずれも冬季(12-2月) のものです。
天候は雲のある晴れ。寒い時だと朝6時の登山口の気温が−4°でした。
稲叢ダムから登山道へ
稲村ダムより奥の登山口方面へ歩き始めると、まず旧登山道・送電線ルートへの入口があります。
直進して10分ほどで看板に従い洞窟への看板へ従い右折します。さらに5分ほどで渓谷ルートと山頂小路ルートの分岐があり、右手の渓谷方面へ入れば本格的にスタートです。


ここからチェーンスパイクで登ります

背の高いササと渓谷の景色が美しい

今回は右手の洞窟を目指します

洞窟・小滝・氷柱など独特の風景

細かく曲がる路で渓谷を登ります

渓流を離れます
伝説の洞窟
稲叢山登山道でみられる洞窟は、屋島・壇ノ浦の合戦に敗れた平家残党58名が彷徨の末に迷い込み身を隠した伝説が秘められています。
源氏の追撃は逃れたものの力尽きて悲壮な最後を遂げたそう。
洞窟内には小さな柴折地蔵が祀られています。
落武者たちの魂は現代ではまた別の場所に祀られていますが、しばし伝説の舞台の神秘を楽しみましょう。
Photography 伝説の洞窟




氷瀑・二枚岩・東尾根四叉路
洞窟を過ぎるとすぐに滝があり、冬は見事な氷柱や氷瀑を目にすることができます。
渓谷コースでは多くの滝や小川がありますが、登山道からみられる範囲ではここが最大規模。
落差は大きくはないですがとても近くまで寄る事ができ、小さな2段の滝になっています。続いて短い鎖場があります。
Photography 氷柱と氷瀑


もう少し進むと、通称2枚岩の休憩所を通過します。
木々の合間から稲叢ダム・南西への眺望が得られます。
その後山頂東尾根より続く四叉路への合流を目指します。



先を急いでも良いでしょう

東尾根を目指します
東尾根から山頂へ
緩やかな登りを20分ほど登れば、稲叢山登山道のチェックポイント四叉路に到着です。
送電線コース・稲村山トンネルコースとの合流点かつ稲叢山・西門山への道が伸びます。

ベンチと共に各コースへの看板が示されており、今回はここから稲叢山へ。
なお東の西門山への縦走をする場合はこちらからトンネル方面の看板に従って下ります。



軽いアップダウンの気持ち良い尾根を歩き山頂へ向かいます。
この尾根は春にはツツジやシャクナゲが咲き誇り、稲叢山は花の百名山にも選定されています。山頂へは残りわずかです。
稲叢山 山頂
四叉路から尾根を歩くこと20分程度で稲叢山の山頂へ到着です。
山頂は一段高い岩の上、祠と二等三角点が設置されています。
稲村ダムから2.7km、休憩含め2時間弱での登頂でした。


"稲村ヶ台"
標高1506.31m


山頂は特に西方面への展望は素晴らしく、越知町の横倉山、四国カルストは天狗の森・黒滝山などを見渡せます。
やや北へ視線を振ると寒風山・伊予富士などの石鎚山系、遠くには瓶ヶ森や石鎚山までを眺めることができました。
実際にはここから西門山へ歩きますが、山頂から登山口に戻る場合、下りは山頂の岩を反対側に下りるとダム湖への看板があり、山頂小路コースへ入ります。
こちらは降り始めすぐ右手の奥に木々の合間から岩の上に抜けることができ、こちらからは稲村ダムを含む南東の展望が得られます。
小路コースを下る際は、ぜひ立ち寄っておきましょう。

ここから西門山へむかい周回コースで下山します。
こちらは西門山の紹介記事に続きますのでぜひこちらもご覧ください!
Photography 稲叢山


寒風山・伊予富士・子持権現ほか




Movie 稲叢山
稲叢山 周辺の山
あとがたり
新日本百名山のひとつ稲叢山の冬登山でした。
とても登りやすく見どころも豊富で、登山初心者の方にお勧めの山です。
冬は積雪ある山歩きが、春はツツジやシャクナゲなどの花咲く尾根、夏は涼しげな滝と渓谷、秋は周囲の紅葉と、季節によって異なる素晴らしい山の魅力を味わえる場所です。
多くの方が続けて歩かれている西門山への縦走記事もぜひ合わせてご覧ください。
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それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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ver1 2022.2.15.
ver2 2025.12.29.




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