妹背山【四国百名山/しま山】

こんにちは四国グラフィです。

今回は四国の『しま山』
沖ノ島は妹背山についてお伝えします。

※この記事の元となった登山は2021年9月で、2022年1月時点の情報を参照して記載しています。

妹背山とは

標高404.1m
高知県宿毛市沖ノ島
四国百名山、しま山100選

沖ノ島は高知県宿毛市にある有人離島であり、その最高点に当たるのが妹背山頂上です。

日本の『しま山100選』に高知県で唯一選定されています。
また高知県にある有人の離島はこの沖ノ島と同じ宿毛湾の鵜来島のみです。

沖ノ島は四国最南端部に位置し、一帯は磯釣りの聖地であるほかダイビングやシュノーケリング、シーカヤックなどマリンスポーツの名所でもあります。

妹背山についても頂上展望台からは海に浮かぶ周辺の島々や、天気がよければ九州の山脈までを眺めることができ、しま山ならではの魅力があります。

沖ノ島全域が観光地として非常に魅力的なので、ぜひ登山に併せて楽しんでいただきたいと思います。

妹背山
https://goo.gl/maps/ic2kBHCBdcmKgWgL9

アクセス

沖ノ島へは宿毛市片島港より宿毛市営定期船を用いて渡ることになり、一般には車輌は港に置いていく形になります。
その他、釣りをされる方などは民間の渡船業者を利用することもできますが、個別交渉という形になるようです。

8月の増便される時期を除いて定期船は1日2便であり、片島港を7時発と14時半発になります。

天候その他により運行状況の変動がありますので事前に必ずチェックしましょう。

高速艇時刻表やその他の観光所については宿毛市HPなどをご参照ください。
ダイビングショップや渡船業者についてもまとめてくれています。

宿毛市HP
https://www.city.sukumo.kochi.jp/docs-18/p0337.html

沖ノ島では母島(もしま)、弘瀬港の2か所で下船することができ、妹背山へはどちらの港付近にも登山口があります。

母島港付近には『島の駅いもせや』が定期船の発着に合わせて営業しており、公衆トイレも利用することができます。自動販売機もあります。

観光の場合は電動自転車をレンタルすることもできますが、数限りがありますので事前に問い合わせしておきましょう。

民宿も営業しておりますので、時間が許せば一泊する計画で観光をお勧めします。
その場合は民宿のおじさまが車で目的地まで送ってくださったりもします。

母島港の風景

登山ルート

前述の通り、北西の母島側、南西の弘瀬側それぞれに登山道入口があります。
どちらから登ってどちらに降りるかは、定期船の時刻や他の観光予定と合わせて検討すると良いでしょう。

今回は母島で下船して妹背山に登る想定で紹介します。

母島側からは海抜0mより舗装された県道を道沿いに登り、沖の島小中学校付近より登山口があります。

ここからピストンすると最も早く2時間程度で往復できます。
母島港周囲の民宿で宿泊する場合は夏場なら午後の便で到着しても日没までに下山することが可能です。
全体に林道に出る場所がある以外はルートは明瞭で迷う場所は特にありません。

弘瀬側に下山する場合は弘瀬港から帰りの定期船に乗ることもできますし、舗装道を歩いて母島の起点に戻ることもできます。

その場合5kmほどの長い県道歩きが加わりますが、途中白岩岬の四国最南端の灯ウドの浜海水浴場などのスポットがあり、大分県方向の海を眺めながらの帰路になります。

また白岩岬キャンプ場で夜営して翌日帰る方もおられます。
キャンプ場にはトイレもありますが、水道は谷川の水が出るそうですので気をつけて利用しましょう。
夏場は虫除けが必須になります。

YAMAP地図

登山開始

母島港からスタートです。
沖の島小中学校を目指して県道358号を登っていきます。

30分ほどの車道歩きの後、林道脇から看板で示された妹背山登山口へ入ります。

登山道は明瞭ですが夏場は雑草が伸びており蜘蛛の巣などにも注意が必要です。

25分ほどで林道に出ますが、横切って再び登山道へ入ります。

まもなく山伏神社との分岐があり、進路を右手に取るとすぐ鳥居と祠があります。

その奥には樹齢500年以上を誇るすだじいの大木があり、宿毛市の天然記念物に指定されています。

すだじいの巨木

進路を戻してさらに20分ほどの登りで妹背山山頂の広場に到着です。

本来は開けているのですが真夏は背の高い雑草で頂上のプレートが隠れています。

一等三角点と展望台が設置されておりますので少し休憩しましょう。

さて、頂上展望台からみる景色はこちらです。

広がる空と海

弘瀬側へは頂上から南へ進んですぐに分岐がありますので看板に従い降ります。

お地蔵様が立ち並ぶ仏ヶ丘を越えると再び玉柄方面との分岐があり、弘瀬側へ抜けると一部ロープ場と岩道に入ります。
滑りやすいので注意して歩きましょう。

途中で島民が『ご先祖様』と呼ぶ三浦一族のお墓があります。

ここより麓側の道はやや荒れていますので、特に藪が覆っている場合はよく確認しておりましょう。

石垣の上に立ち並ぶ島内集落に出たら、そこが弘瀬登山口です。

お疲れ様でした。

日帰りの場合は、午後の船便が母島港が15:20発、弘瀬港が15:35発ですので、乗り遅れないように余裕を持って港へ到着しましょう。

最後に、下山後に沖ノ島母島港を県道より撮影した写真です。

母島港の夕景

あとがたり

沖ノ島と妹背山、いかがでしたでしょうか。

高知県の美しい海といえば柏島が有名ですが、沖ノ島も負けず劣らず。

本当に美しい島なのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。

次に訪れた際はまだ行けていない場所も制覇して、撮影スポットとして記事を纏めたいと思います。

沖ノ島の夕焼け

それではここまでお読み下さりありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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