諭鶴羽山【淡路島】
こんにちはしこぐらBLOGです。
今回は初めての四国脱出編。
兵庫県淡路島の最高峰諭鶴羽山について登山に必要な情報を写真と共にお届けします。
※この記事の元になった登山は2024年11月です。
Contents
諭鶴羽山
概要と見所

奥中央 諭鶴羽山
諭鶴羽山(ゆづるはさん)
標高607.95m
兵庫県南あわじ市神代浦壁
関西百名山
諭鶴羽山は淡路島の南部にそびえ立つ淡路島最高峰です。
南麓には創建が紀元前とも云われる諭鶴羽神社があり、山岳修行の山としても栄えました。
柏原山、先山とあわせて淡路三山に数えられるほか、近畿地方の山を選出した関西百名山にも選ばれています。
山頂には一等三角点と諭鶴羽神社の御旅所があり、毎年4月の春例大祭では御神輿が山頂に上がります。
諭鶴羽神社と神話伝説


祭神は伊奘冉(イザナミ)尊・速玉男命(ハヤタマオ)・事解男命(コトサカノオ)。
神社伝承の諭鶴羽山縁起によると開化天皇の治世の頃に開かれ、自然崇拝とともに修験の山として盛えていたようです。
枕草子にも「峰は ゆづるはの峰 あみだの峰 いや高の峰」とその名が登場しています。
現在もその道は諭鶴羽古道として整備され、歩きやすい登山道となっています。
国生みの神、伊弉諾(イザナギ) と伊奘冉(イザナミ) が鶴の羽に乗ってこの山で遊んでいたところ狩人が鶴を射ってしまい、山頂へ降り立った二神が五穀豊穣成就のため諭鶴羽大神となった。
諭鶴羽山縁起 要約
村人たちは力を合わせて諭鶴羽神社のお社を建てた(この場所にあるのが現在の奥の院篠山神社である)。
二神が降り立った山頂頂上社には鶴の紋章が刻まれていますね。

諭鶴羽山
登山口紹介
諭鶴羽山登山は大きく2つのコースがあります。
- 表参道コース (灘黒岩登山口)
- 裏参道コース (諭鶴羽ダム/牛内ダム登山口)
このうち登山者が多いのは北西の諭鶴羽ダムから登る裏参道コース。
登山口までのアクセスが良いことが要因でしょう。
裏参道から諭鶴羽神社へ参拝する場合は山頂からさらに20分ほど降った先になります。
また表参道登山口の黒岩地区では冬のスイセンが咲き広がる灘黒岩水仙郷が観光地として有名です。12月中下旬〜2月頃までが見頃で展望所などが整備されています。
表参道側からは神社直下まで車道が繋がっていますが、歩いて海抜付近から登ると裏参道と比較して急登でやあ荒れているとの記載が散見されます。
諭鶴羽ダム登山口
諭鶴羽川に作られたダム周辺は公園やキャンプ場として開発されています。
駐車スペースも多く、東家などのピクニックスペースと公衆トイレも利用できます。
登山道中は電波が弱いですが、基本的に通信会社の電波は使用できる状態でした。
諭鶴羽山
裏参道コース

裏参道コースはとても綺麗に整備されています。
昔のスケールで約30町、発掘された寛保四年銘の町石が並んでいます。
表参道には享保二十年銘、境内には建武元年銘が納められているそうです。
- 植林帯を登り尾根へ
- 牛内ダム側の道と合流
- 少し登ると神倉(かんのくら)神社
- 諭鶴羽山の自然に関する説明看板を見ながら町石を追う
- 十七町石あたりが中間地点、後半は登りも楽
- 山頂手前には洲本土木事務所の電波中継基地
- 山頂頂上社から眺望と一等三角点
- 諭鶴羽神社へと降りていき参拝する
ピストン
歩行距離 6.9km
活動時間 3時間40分
獲得標高 約525m

登山記録
それでは実際に裏参道で諭鶴羽山へ登った際の写真と記録です。
雲は多いが天候は晴れ、11月の下旬でした。
風は弱く寒すぎもしない登山日和。
早朝に四国を発ち、10時代に登山口到着です。
諭鶴羽ダムより


現在は休館中?

登山道入口
ダム登山口より




多くの石仏が祀られています

細かく建てられてます

時間的には山頂までの中間地点


看板とケルンで示されています

山頂はもうすぐです
諭鶴羽山山頂
諭鶴羽山山頂は見晴らしよく、洲本方面の街並みや瀬戸内海、天気が良ければ本州・四国も見渡せるでしょう。
諭鶴羽神社頂上社、一等三角点や石標、天然記念物のアカガシ群落についての看板があります。

海風が吹いて寒いかもしれません

例祭の折には神輿が乗ります
山頂の看板によると、諭鶴羽山標高450m以上にあるアカガシの群落は県の天然記念物に指定されています。
大きいものは樹齢300年程度であるとのことですが、道中見かけたこれらがそうでしょうか?
植生に詳しくないのが残念です。

山頂で一息ついたら、少し降って諭鶴羽神社へ向かいます。
山頂広場をそのまま奥へ進めば案内があります。
Photography
EOS R5 +RF24-105mm F4 L IS USM with CPL




諭鶴羽山神社

今度はNTT社のものだそう



裏参道より諭鶴羽神社へ到着



表参道側の正面鳥居の右手にあり
しっかりお参りをして、裏参道コース終了です。
帰りは往路を戻ります。
お疲れ様でした。
あとがたり
淡路島の最高峰、諭鶴羽山についてお届けしました。
四国の民にとっても親近感のある路島ですが、BLOGとしては初めて四国外の山の紹介となりました。
裏参道はとても綺麗で整備され、大切にされている歴史ある道であることが伺えました。
島山ならではの海に囲まれた眺望、荘厳で雄大な神社、歴史と伝説、一等三角点ととても魅力深い山です。
観光地・グルメとしてもいいところばかりの淡路島、今後は当BLOGでも記事対象にしていきたいと思います!
四国の方もたくさん登りに行ってほしいなと思います。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また違う山でお会いしましょう。
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