譲ヶ葉森【愛媛/四国百名山】
こんにちは、しこぐらBLOGの四国グラフィです。
この記事では愛媛県宇和島市の譲ヶ葉森について、登山に必要な情報を写真や動画とともに纏めています。
※この記事の元になった登山は2025年3月です。
譲ヶ葉森
概要と見所

(ゆずりがはもり)
標高1106m
愛媛県宇和島市津島町
四国百名山・百山
写真:登山道途中の林道より
譲ヶ葉森は愛媛県南部宇和島市の山です。
四国百名山・百山に選出されており、標高は1106m。
後醍醐天皇の第8皇子である懐良親王がユズリハの葉越しにこの山を見上げた、という伝説にちなんだ名という説があります。
日本三百名山である篠山と鬼ヶ城山系に挟まれる地に立ち、かつては恵まれた眺望に人気がありました。
現在は山肌は植林樹の伐採が進み、木立に覆われる山となっています。
登山口とアクセス
※譲ヶ葉森の登山口は私有地を含みます。登山口周囲への駐車や迷惑になる行動は厳に慎みましょう。
登山口は山頂から南西の標高533m地点。
駐車スペースがあるのはさらに400mほど下った場所の林道途中です。
宇和島市津島町の県道4号線より大道地区へ続く林道に入り、途中の分岐で登山口となる畜舎跡へ向かうことができます。
Google Mapでは表示されていない道を進む必要がありますが、現地には譲ヶ葉森登山口を示す看板があるので確認して進みましょう。

国土地理院の地図を参照しましょう
赤線の道の分岐にも看板がありますが
半分くらい破損していました

注意していればわかるくらい
Google Map
駐車スペースについて

トイレなどの設備はありません
通信電波も不安定です
譲ヶ葉森登山口周囲には駐車禁止です。
手前4−500m程度の林道途中に廃屋と共に空きスペースがあり、そちらを活用するのが良いでしょう。
登山コース紹介
譲ヶ葉森の登山コースは主要なものは下記のひとつです。
加塚越からは音無山へも分岐しており合わせて歩くこともできます。
コースマップ

歩行距離4.6km
活動時間 3:30
獲得標高 588m
- 廃屋脇のスペースに駐車
- 畜舎跡そばの譲ヶ葉森登山口へ
- 植林地を登り案内看板に沿って急登へ
- 林道をカットしながら登る
踏み跡がわかりづらいところも多い - 林道出合で譲ヶ葉森全景が見える
- 防護ネットに沿って加塚越まで無理やり登る
- 急登の尾根を歩き山頂へ

確認しながら慎重に歩きましょう
登山記録
それでは実際に譲ヶ葉森へ登った際の記録を紹介します。
天候は晴れ、まだ冷え込んでいる3月、午前中のスタートです。
前日も宇和島の山に登っていたので疲れもあり若干歩みはゆっくりになっています。

駐車スペースから


林道カットを試みますが
道が約束されてるわけではないです

再度赤テープからカットを試みたいですが
この先は入っても道ありませんでした
大人しく舗装路を歩いてもいいと思います

右手の道へと向かいます

電柱を越えて左奥へ歩きます

貯水池があるのでその奥を目指して
進みやすいところを進みましょう
登山道前半

景色が変わらないうえ
踏み跡が分かれているので
大雑把にでも方向確認を怠らずに

道が塞がっていたり
よくありました

左方向へ回り込んでから急登を迎えます

またすぐショートカット
踏み跡は確かでないので
登れるところを探すつもりの方がいいです

下りで確認しても不明なところが多かった

矢印に従っているとあらぬ方へ行きます
あまり正解がわかりませんでした
GPSとログだよりの方が良いと思います

右奥の方へ登ります

防護ネット沿いに歩く
一部道が崩れたり倒木があります
まもなく大きな林道に出合います

この手前はよじ登っています
奥に見えるのが譲ヶ葉森

続いては加塚越への登りへ

約1時間くらいで到着しました
加塚越へ

これを進んでいくとすぐ
ネットに行く手を阻まれます

加塚越なのですが…

通りたかった道です
仕方がないのでどこかで
無理やり登ることになります

次の防護ネットを見つけて
そこから上を目指しました
最初にぶつかった行き止まりで
無理やり坂上に抜けてもいけます

他の方のログも確認しましたが
ここを登る方が多かったよう

←譲ヶ葉森 音無山→
登山口より約75分
譲ヶ葉森山頂へ

最後の急登もネット脇から


なかなかのキツさです

周囲は全て囲まれています
20年ほど前の記録では
パノラマの絶景だったよう

標高1016m

譲が葉森
標高1015.98m
帰りは往路を戻ります。
音無山へ足を伸ばす場合は、三角点は最高地点よりも奥20分程度のところにあることに留意しましょう。
お疲れ様でした。
あとがたり
宇和島市には鬼ヶ城山、高月山、三本杭に加えて譲ヶ葉森の4つの山が四国百名山に選出されています。
南予アルプスを形成する前三座に比べてややマイナーな印象のある譲ヶ葉森です。
かつてはそれらの山々はもちろん周囲の山から九州までを一望できる抜群の眺望の山であったそうですが、今は昔。
時間が経ち環境は変わることを実感するような登山でした。
かつての絶景に想いを馳せながら、現在の環境を確かめつつ足を進める旅もまた良いですね。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また次の山でお会いしましょう。
ご指摘ご感想などはこちら↓

Contact |
---|
mail→ shikogura459@yahoo.co.jp |
Instagram→ @mt_shikogura459 |
Twitter→ @shikogura459 |
LINE@→ 更新通知&お得情報&直通メッセージ! |
