手箱山【高知/四国百名山】
こんにちは、しこぐらBLOGの四国グラフィです。
この記事では高知県の手箱山について、
登山に必要な情報を写真や動画とともに纏めています。
愛媛県側筒上山からの縦走で登頂した際の記録をもとに紹介します。
※この記事の元になった登山は20025年5月 です。
Contents
概要と見所

(てばこやま)
標高1806m
(高知県単独では最高峰)
高知県いの町寺川
四国百名山
写真
岩黒山の山頂より
手前に筒上山、手箱山へ続く(写真左)
手箱山は石鎚山系から南に伸びる山脈のうち東端に立つ山で、県境を跨いで高知県に属します。
高知県最高峰といえば三嶺(サンレイ・ミウネ) が思い浮かびますが、三嶺は山頂を高知徳島県境に持つため、高知県単独の最高地点はこの手箱山となります。
かつては土佐藩の御留山(動植物の採取が禁止された山)であり、高知県側からの登山道途中では復元された氷室をみることができます。
暑い時期にはここから氷が献上されていたんですね。
毎年夏には越裏門地区で氷室祭りが行われています。
手箱山
登山口とアクセス
手箱山への登山はどのコースを用いても
なかなか長い道のりとなります。
- 土小屋登山口・岩黒山から縦走(往路3時間)
- 名野川登山口・手箱越から(往路3時間30分)
- 大瀧の滝登山口から(往路4時間30分)
氷室を見物できるのは③ですが、なかなか大変なコースです。
ある程度体力に自信がある方向けといえるでしょう。
本記事では①土小屋より縦走で登頂した歩き方で紹介しています。
いずれも自動車を用いていくことになり、県道40号線石鎚公園線上にあります。

冬場は林道の通行規制のため
③のみ自動車でアプローチ可能です。
Google Map
①土小屋登山口
②名野川登山口
石鎚公園線途中のヘアピンカーブに看板あり
③大瀧の滝登山口
観瀑所に登山口案内・駐車スペースあり
手箱山
土小屋コース紹介

往路は東側の道、帰路で西側の道を歩くのがおすすめ
往復 約6時間20分
歩行距離10.8km、標高差900m
- 土小屋からスタートし岩黒山山頂へ(50min)
- 丸滝小屋へ降る(20min)
- 筒上分岐で巻道(東)を選択する
- 鞍部名野川分岐へ(30min)
- 鉄の桟道を越えつつ手箱越へ(45min)
- 手箱山山頂へ(45min)
筒上山には南壁に鎖場があります。
この鎖場を登るため、土小屋から歩く場合は一度迂回して手箱越から登る方が多数になっています。
手箱山登頂を第一とするならば筒上山は迂回するのも選択肢です。
ぜひ筒上山への記事も合わせてご覧ください。
登山記録
土小屋〜手箱越の区間については筒上山の記事を先にご覧ください。
土小屋〜手箱越まで


手箱山・筒上山

手箱越へ巻道を歩きます

行動時間で約2時間15分
帰りに筒上山へ登るならば
左手奥の鳥居の方へ
手箱山へ稜線歩き

道場の反対側の鳥居から
この鳥居に向かい右手にトイレあり

道場の反対側の鳥居から
この鳥居に向かい右手にトイレあり

中盤はとても気持ち良い稜線です

南西方向への素晴らしい眺望

まもなく山頂です
写真:手箱山道中から




手箱山山頂

一部眺望もあります

この奥離れた尾根上に三角点あり

小さく"土佐一の山"と書かれています

"手箱山"
標高1806.41m
動画内でも触れています↓
Movie
帰りは手箱山へ降りて余力があれば
筒上山へ登って帰りましょう!
お疲れ様でした。
追記:手箱山山頂より北東へササ原の尾根を進み200mほどの位置に"かむろ石"という露岩があり、石鎚信仰の礎となった岩との伝承があるそうです。確認された方、写真を撮られた方などよろしければご連絡くださいませ!
あとがたり
高知県の最高峰、手箱山でした。
土小屋からの爽快な縦走で片道3時間少しほどの道ですが、これでも最も早く易しいコース。
氷室の眠る大瀧の滝コースは魅力的ながら、コースタイム片道4時間以上と単座の直登ではなかなかの道となります。
豊かな自然残る深山手箱山。
人気の高い石鎚山系に隠れ少々影の薄い印象も持ちますが、大変奥深い魅力を感じられる山です。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また次の山でお会いしましょう。
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