紫雲出山【四国百名山/香川】
こんにちは四国グラフィです。
この記事では香川県三豊市の紫雲出山についてお届けします。
紫雲出山は桜や紫陽花などの季節の花の名所として人気が高く、登山をされない方でも山頂付近まで車で登れる山です。
観光に必要な情報を写真とともにまとめていますので是非ご覧ください。
※この記事の元になった登山は2023年3月末です。
Contents
紫雲出山 概要
紫雲出山(しうでやま)
標高352m
香川県三豊市
四国百名山・百山
写真は登山口付近から紫雲出山
紫雲出山について
紫雲出山は香川県三豊市、瀬戸内海に突き出した壮内半島(しょうないはんとう) の中央に位置する山です。
四国百名山のひとつに選出されています。
春の桜、夏の紫陽花をはじめとして季節の花に恵まれており、瀬戸内海に望む眺望の良さや山頂から拝める夕焼けの美しさも相まって四国有数の景勝地として非常に高い人気を誇ります。
四国八十八景、香川のみどり百選、さぬき百景、森林浴の森100選などにその名を連ねています。
山名の由来と浦島伝説
荘内半島は、日本に数カ所ある浦島太郎伝説の残る地のひとつです。
浦島太郎親子の墓があったり、荘内半島南に位置する丸山島には浦島神社や竜王宮といった名前の祠が残っていたりします。
紫雲出山については、太郎が玉手箱を開けたところ紫の煙が立ち登り、雲となって山を覆ったとの言い伝えが山名の由来であるとされています。
桜シーズンの交通規制
紫雲出山は山頂まで自動車で登れる山ですが、
桜の季節は大変混雑することより自動車での通行は事前に入山許可を得る必要があります(有料)。
2023年桜シーズンは3/25~4/10 でした。
詳細については三豊市観光交流局のwebサイトをご覧ください。
しこぐらBLOGはアフィリ広告を最小限に抑え、登山情報として見やすい記事作成に努めています。
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登山口紹介
紫雲出山登山口は2ヶ所あります。
南東からの大浜登山口、北西からの箱峠登山口です。
どちらにも駐車場があり所要時間は1時間程度なので、お好みのコースを選んで良いでしょう。
この記事では大浜登山口から登った際の記録をご紹介しています。
大浜登山口
大浜からのコースは四国のみちに指定されており、看板が並び終始わかりやすいです。
大浜漁港が駐車スペースとして利用可能であり、漁港の北の端に公衆トイレもあります。
道中を通じて主要通信会社の電波は受信可能です。
三豊コミュニティバスを利用しての登山も可能となっています。
GoogleMap
大浜漁港
箱峠登山口
荘内半島の奥、北西からの登山口が箱峠です。
5-6台分の駐車スペースがあります。
こちらも徒歩5分程度でバス停があり利用できます。
仁老浜、三崎灯台などのスポットに近いので、紫雲出山登山と合わせて歩くのもお勧めです。
箱峠登山口
登山コース紹介 (四国のみち)
大浜漁港からは民家の間を抜けて四国のみちの案内に沿って歩き、約半分弱が舗装された道で、中盤が山肌の遊歩道です。
車道に出合うと山頂駐車場はもうすぐ。
おおよそ1時間~1時間20分程度のハイキングです。
コースマップ
登山記録
それでは実際に大浜漁港から紫雲出山へ登った際の記録をご紹介します。
大浜漁港より
駐車場として利用できる大浜漁港には、桜シーズンのため朝から多くのスタッフさんが交通整備のため立っておられます。
シーズン中は日中テントで飲食店も出店されておりハイキングのお供に楽しめそうです。
漁港に駐車すると看板に従って民家の方へ入り、荘内自然休養村センター脇の案内板より四国のみち登山道へ入ります。
乳薬師から
最初は建物の間を通り舗装された道を歩いて行き、直進していくと乳薬師の祠があります。
近辺にある寿命院というお寺の奥の院として祀られており、乳飲み子を持つ母が乳がよく出るようにとお参りされていたそうです。
乳薬師を越えて進むと、山頂より2kmの地点から階段が始まりここから山道になります。
全体に緩やかな登りでよく踏み鳴らされており、雨の後でなければ危険なところもないでしょう。
一部階段が組まれており全体に歩きやすいです。
700mほど登れば車道に出合います。
車道出合から
登山口より50分程度も歩けば車道に出合うでしょう。
登り切るとベンチがあり、休憩できるようになっています。
隣には紫雲出山付近の地質について書かれた看板が建てられていました。
壮内半島のうち紫雲出山を含む部分はかつて塩飽諸島(しわくしょとう) の島のひとつであったと書かれています。
紫雲出山はほとんど花崗岩でできていますが山頂付近は安山岩や礫岩が載っているとあり、県道から崖の様子を観察すると地質の違いがわかるとか。
10分程度車道を歩けば山頂駐車場へと到着です。
山頂駐車場・第二駐車場展望所
山頂駐車場は広い舗装されたスペースでトイレも整備されています。
海に面して桜の木が並んでおり、山頂公園全体での桜の木は約千本だとか。
ここから山頂公園へ向けて花見散歩となるのですが、山頂と反対側に第二駐車場があり、その東家のある展望所は紫雲出山の名所のひとつです。
桜の木が周縁の柵に沿って植えられ、瀬戸内海の粟島や志々島をはじめとする諸島や瀬戸大橋・岡山方面などが遠くまで見通せます。
桜を背景としたポートレートの名所でもありますね。
一眼レフ撮影の写真も最後のご紹介していますので是非ご覧いただけたら幸いです。
紫雲出山山頂
第二駐車場から反対側へ車道を登り、山頂展望所へと進みましょう。
紫雲出山の美を詠んだ俳句を目にしながら歩くと桜立ち並ぶ山頂公園へと到着します。
展望台まではまっすぐ歩けばものの5分です。
美しい景色を含めていくつかチェックポイントがありますのでご紹介していきましょう。
竜王社
竜王社は浦島太郎を祀った小さな社です。
公園内の道沿いに赤い看板がかけられており、50mほど北へ逸れ進むと祠があります。
紫雲出山遺跡
紫雲出山は弥生時代の高地性集落の遺跡が発掘されている地でもあります。
遺跡展示室や、この周辺で発見された竪穴住居・高床倉庫の再現がされています。
隣接して喫茶コーナーもあり、店内では大きな窓に面したカウンター席から瀬戸内海の島々を眺めてゆっくりとカフェタイムを楽しめるようになっています。
紫雲出山展望台
紫雲出山頂上には展望台が建てられており、紫雲出山越しに瀬戸内海の島々を眺めることができます。直下にはたくさんの桜が立ち並びまさに絶景です。
ベンチなども多数設置されており、みなさんここでお花見を楽しんでおられました。
紫雲出山の三角点
紫雲出山山頂は展望台や国立公園の看板で認識される方も多いですが、実は目立たない三角点があります。
山頂展望台のすぐ近く、遊歩道沿いに会所枡(かいしょます) で守られた2等三角点があり、黄色い三角形の看板にてそれとなく示されています。
その先に展望台あり
三角点をお探しの方の参考になれば幸いです。
Photogoraphy:紫雲出山の桜
紫雲出山で撮影した桜の写真をご覧ください。
Canon EOS 6D mark2
Canon EF70-200mm F4L USM + CPL filter
2023.3.31.撮影
参考コースタイム
大浜漁港
~大浜登山口(5分)
~山頂駐車場(60分)
~紫雲出山山頂(10分)
往路
活動時間 1時間15分
歩行距離 3.0km
あとがたり
桜満開の紫雲出山の登山記録でした。
桜はもちろん春はツバキや夏の紫陽花、冬のサザンカなど季節によって様々な花を魅力の美しい山です。
その他、遺跡や地質などにおいても重要な地であり様々な楽しみ方があるでしょう。
周辺には浦島伝説に絡む様々な観光地がありますので、県外からお越しの場合は是非合わせて楽しんでくださいね。
荘内半島以外では、四国で抜群の人気を誇る父母ヶ浜も近くに位置しています。
日中で紫雲出山を歩いた後は夕陽を楽しむのもお勧めできるプランですね。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また次の山でお会いしましょう。
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