国見山(雪光山) 【四国百名山】

こんにちは四国グラフィです。
今回は高知県高知市鏡の国見山(雪光山)についてお届けします。

高知市のウェブサイトでは通称の雪光山(せっこうざん)で市民の森として紹介されており、この記事でも雪光山として表記させていただきます。

※この記事の元になった登山は2022年6月末です。国見山という名前の山は四国内にも複数ありますので、お間違えのないようご注意ください。

基本情報

標高926m
高知県高知市鏡
四国百名山

雪光山は高知市北西部に位置し、太平洋を含む高知市方面を一望できる眺望の良い山です。

標高は900m台と低山ではありますが登山道は終始登りが続くタフな一面も持ち、高知市より1時間少しというアクセスの良さも魅力です。

国見山(くにみやま)が正式な名称だそうですが、古くより雪光山(せっこうざん)の通称で霊峰として親しまれ、近年まで地域の方により山頂で祭事が行われていたようです。
冬に冠雪して白く輝くことから雪光山と呼ばれはじめたといわれています。

平家の滝より見た雪光山

登山口

雪光山に登るには一般的に2つの登山口があります。

柿ノ又登山口

登山者が多いのは柿ノ又集落にある登山口です。

平家の滝付近に登山口があり、合わせて楽しむことも可能です。

登山口付近には1-2台駐車可能ですが路上駐車になりますので、平家の滝の駐車スペースを利用するのが良いでしょう。登山口まで10-15分程度です。

トイレなどはありませんので、平家の滝に備え付けの簡易トイレを利用しましょう。

手水登山口

南西方向から山頂を目指す手水登山口も利用することができます。

こちらは柿ノ又よりもややコースタイムは短いですが、その名もしんどい坂という急登が登場し、柿ノ又からと同じく登りが続くコースです。
手水分岐にて柿ノ又からの道に合流し山頂を目指すことになります。

駐車スペースが登山口手前に数台分ありますが、登山口手前の林道が狭くオフロード車以外ですと通行に難渋するかもしれません。
一般車両の場合は柿ノ又登山口を利用するのをお勧めします。

アクセス

雪光山登山口へのアプローチですが、他の道筋では長い林道走りとなるため高知市を経由してのアクセスをお勧めします。

高速道路伊野ICなどから鏡川沿いに県道6号線を北へ走り、高知市役所鏡庁舎付近の分岐を左手にとり県道33号へ入ります。
15分ほど走行したのちに『ここは横矢ホヲシガエリ』の標識にて平家の滝方面へ入ります。

こちらを奥へ進みます

道幅が狭い道を通行しますので安全運転で。
道なりに進めば平家の滝森林公園への看板を目にするでしょう。

平家の滝公園方面へ

駐車スペースから柿ノ又登山口までは歩いて15分ほどです。

柿ノ又コース

途中で敷ノ山分岐、手水分岐と出合いますが、基本的には看板に従って一本道を進む形になります。

序盤は道が少し分かりにくい場所がありますので注意。

YAMAP地図

登山開始:柿ノ又登山口

柿ノ又登山口よりスタートします。

看板はすべて雪光山表記です

夏場は序盤に藪漕ぎがありますので長袖やストックを活用しましょう。
作業用道もあり踏み跡が分かりにくいですが、赤テープを頼りに進んでいきます。

国見山と名のつく山は総じて見晴らしが良く、かつて戦術的な要地として築城されていたことが多いですが、
この雪光山も登山道中に石垣跡を多く目にするのでかつて拠点とされていたことが伺えます。

スタートより25-30分ほどの石垣沿いの道で倒木がありますが通行可能でした。

引き続き登っていくと小さく積まれたケルンがあり、まもなく雪光山の看板があります。
ここが敷ノ山分岐です。登山口より約40分

敷ノ山分岐~手水分岐

看板に従い分岐を左に折れて登っていきましょう。
しばらくすると伸びた枝もなくなり道が良くなります。

時折左手に図根点を見ながら登っていくと、さらに20分ほど手水分岐の看板です。

ここは手水登山口からのコースが合流しています。
山頂まで残り640mの表記があり、おおよそ残り1/3です。

山頂分岐までの道は小さな段差のある登りですが、春はアケボノツツジなどの花が咲いていることもあり癒しです。

緩やかなトラバースを通るので滑らないように注意しましょう。

山頂分岐

山頂手前をトラバース気味に巻いて登ること20分ほど。

大きな岩案内図があります。
こちらは山頂分岐、雪光山山頂はもうすぐです。

最後に石で組まれた階段を登ってゆくと、青空を後光に国見権現様が見えてきます。

さて山頂の風景はどんなものでしょうか。

雪光山山頂

雪光山山頂より 中央奥右が南嶺
国見権現、大国主命、妙見菩薩

山頂は北方面は木々で覆われていますが見晴らしのいい広場で、国見権現、大国主命、妙見菩薩の3像が高知市方向を眺めるように祀られています。

特に南の高知市方面の眺望は素晴らしく、南嶺の山々や五台山筆山、奥に太平洋を綺麗に見渡すことができます。
見晴らしよければ室戸岬方面まで見えることも。

祭壇の足元には2等三角点が設置されています。

東方面には高知市の最高峰工石山が良く見えるほか、木々の合間から香美白髪山などが見えるでしょう。

北方面の眺望は広場からはありませんが、東方向に山頂を降りて少し行くと岩の上から石鎚系の山脈を眺めることもできます。

こちらの道からも山頂分岐へ戻ることができます。

日陰はほぼありませんが、広場はとても爽快で昼食にも適しています。
ゆっくり楽しんだら下山は往路を戻りましょう。

お疲れ様でした。

参考コースタイム

(スタート)
柿ノ又登山口
倒木箇所(25分)
敷ノ山分岐(15分)
手水分岐(15分)
山頂分岐(15分)
雪光山山頂(5分)

total 1時間20分 1.8km
登り 656m 降り 652m

あとがたり

雪光山いかがでしたでしょうか。

手ごろながらしっかり登山を楽しめる展望の良い山で、個人的にも好きな山です。

付近には平家の滝明神の滝といったスポットもありますので、午前から登った日は立ち寄って帰るのも良いでしょう。
これらの滝についても別の記事でまたご紹介をさせていただきます。

それではまた次の山でお会いしましょう。

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