竜王山【四国百名山】

こんにちは四国グラフィです。
今回ご紹介するのは香川県の最高峰、竜王山(りゅうおうざん)です。

※この記事の元になった登山は2022年1月上旬です。

竜王山について

標高1059m
香川県まんのう町・高松市
徳島県美馬市四国百名山 

竜王山は香川県の南部に位置し、同県の最高峰にあたる山です。

高松市とまんのう町にかかり広がる大滝大川県立自然公園において、大滝山と大川山の間に位置して讃岐山脈の中核を成しています。

最高点の1059m地点が阿波竜王、その東に位置する1050m地点が讃岐竜王と呼ばれており、標高は高くはありませんが香川県らしい歩きやすく心地よい登山が楽しめる山です。

それではご紹介していきましょう。

登山口は3通り

竜王山への登山ルートは大きく分けて3ヶ所の起点があります。

西側からは香川県まんのう町の道の駅ことなみより竜王峠を経て山頂を目指す道。

東側からは相栗峠の無料駐車場か、その北へ走ること2.8km程度の奥の湯キャンプ場付近(奥の湯温泉は閉館)それぞれに登山ルートがあります。

相栗峠は大滝山への登山口もしくは縦走の場合の経由地としても有名なので、今回はその下見も兼ねて東側から周回での挑戦することにしました。

相栗峠

アクセス

まずは奥の湯キャンプ場付近の駐車場を目指します。

香川県からは高松市より193号線を南下して林道に入り、道の駅しおのえ手前より7号線美馬塩江線に入り道なり。
その他3県からは高速道路美馬ICを降りて東に走行、10分ほどで林道美馬塩江線へ入れば相栗峠へ到着、そのままヘアピンカーブを越えて5分ほどで奥の湯キャンプ場手前の駐車場へ到着です。

それぞれセブンイレブン高松塩江店、美馬市美馬店などが最終コンビニで、前述の道の駅を利用することもできます。

林道は完全舗装道ですが、冬季は路面の凍結などには気をつけて。

下記に箇所は共に無料駐車場があり、相栗峠は近くに公衆トイレも用意されています。

竜王山登山起点 (奥の湯キャンプ場付近)
https://goo.gl/maps/fQE6XvNnNR7WZ6jV6

相栗峠
https://goo.gl/maps/KSnd8sQUd5v2FGci6

ルートと準備

今回はまずスタート地点から林道の間の山道を歩き、竜王山キャンプ場を目指し、その付近の竜王山登山口へ到達します。

その後頂上付近の竜王分岐からまず阿波竜王、次に讃岐竜王へ登頂し、そのまま通り過ぎる形で下山しつつ、途中にある2つのピーク鷹山および美女山を踏破しながら尾根を伝い相栗峠へ。
その後車で通った林道を歩いてスタート地点に戻る計画です。

特に決まった名称はありませんが、ここでは竜王山東周回ルートと呼ぶことにします。

なお、有名な竜王山から大滝山の縦走ならばこれを踏破したのちに相栗峠から竜王山に登ることになり、総歩行距離20km近くかつ大滝山は急登の続く体力の要る山ですので、相応に慣れた方向けだと言えるでしょう。

この日はまとまった積雪から数日経った暖かい日で、積雪用の装備はチェーンスパイクのみ用意、いつものトレッキングポールを使い登ります。

それでは行ってみましょう。

YAMAP地図

登山開始

駐車場に車を停めたら道路挟んで向かいの登り口から一段登って、大手前高校の塩江向学寮の校庭の奥から山道に入り、竹林を歩いていきます。

最初はここから


途中廃屋脇を通りつつ、登山口への案内の看板を追いながら登っていくと、何度か舗装林道を横切ることになります。

茶畑が出てくると今度は舗装道を道なりに歩いて竜王山キャンプ場を目指します。

「登山口はあちら」の案内の看板が出て来るとやっとキャンプ場の裏から登山口へ入ります。看板での距離は2000mとの表記が。

おおよそここまで駐車場から40分ほどです。

なお舗装道は続いているので、この竜王山キャンプ場付近まで車で到達して山頂を目指すこともできます。

竜王山キャンプ場登山口〜阿波竜王

竜王山登山道は1-9合目まで看板が出されています。

3合目ほどの場所でネットで保護された伐採地に出て、出入り口を開けて中へ入ります。

赤テープを頼りに登ると途中に5合目の看板を確認。ここからまだらに積雪が残っていました。

さらに登り再び植林されたエリアに入ると日陰では数センチの積雪がありました。

ここから山頂まで続いていたためここでチェーンスパイクを装着し登ってゆきます。

再び林道と出会いますが、道を挟み正面の階段から再び山道に入り頂上を目指していきます。

間もなく9合目の看板が見えたら、竜王山の2つのピークへ分岐する三叉路、竜王分岐です。

程よい積雪が楽しい冬の竜王山

三叉路を右手に取り600m、木組の階段を一旦降りて雪道を進めば再び急な登り。

階段を登り切った先には電波塔と共に阿波竜王の展望台が立っていました。

足元には三角点と小さな頂上の証が示されています。

山頂全体に樹林に覆われ展望は乏しいですが、展望台の頂上からは高松市方面が見通せます。

香川県最高頂に立った余韻を味わいながら休憩しましょう。

※ちなみに西側の道の駅ことなみからの登山道途中にある竜王峠に一等三角点があるそうです。

讃岐竜王〜相栗峠

休憩を終えたら再び三叉路へ戻り、今度は逆方向へ急な階段を上がるとものの5分で今度は讃岐竜王です。
ベンチと共に山火事予防の看板と山頂杭を見ることができますが、こちらは展望はありません。

ここから往路を戻ると早いですが、前述の通りここから讃岐竜王を通り過ぎる形で進み下山して相栗峠へ向かいましょう。

道は歩きやすいですが、やや急な下りが続くので滑らないように注意が必要です。
この道は終始落ち葉の敷かれた易しい道で、積雪もしていませんでした。
登りで使った道よりも南側にあり標高も高く日が当たりやすいからでしょうか?

讃岐竜王より先は雪がなかったので、チェーンスパイクはここで撤収しました。

落ち葉の敷かれた歩きやすい道

30分ほどで、道が開けて東屋のある鷹林公園の広場に出ます。
ここまで車で登ってくることも可能で、頂上へ行くだけならばここからが最も早いでしょう。

鷹林公園駐車場 右手山道へ

続いて、車道ではなくその右手に見えている階段をまた登り、尾根を歩いて行くと間もなく鷹山山頂(889m)です。

さらに道なりに進み再び鞍部にさしかかると、今度は美女山(776m)への登り階段が見えてきます。
迂回することもできますがこちらも登り、枝にかけられている小さな頂上の証を確認しましょう。

※なお、YAMAP地図では美女山を迂回して巻道を通るルートになっていますが、現時点では問題なく通行可能になっていました(2022.1.8)。

こちらの相栗峠~竜王峠のルートも細かく看板により方向と距離が示されており、道も明瞭なので、まず迷うことはないように思います。

鷹林山から相栗峠までは45分程度で歩き切り、林道美馬塩江線に辿り着きました。

なお、相栗峠は道を挟んで両側に登山道が示されており、向かい側は大滝山への道です。

ここからは起点にした奥の湯キャンプ場付近まで舗装道を歩きますが、ここにも旧相栗峠登り口の旧道があるのでヘアピンカーブ部分をショートカットできます。
キャンプ場へ続く旧道もあるようですが、崩落などで不安定なようなので大人しく舗装道を歩きました。

YAMAP登山軌跡

あとがたり

竜王山登山、いかがでしたでしょうか。
香川県最高峰を東側からぐるっと歩いてみました。

少し長めに歩くルートを取りましたが、この日は歩行距離9.4km、行動時間は4時間10分ほどで、往復(ピストン)で下山すればもっと短い行程になります。

今回歩いた途中には鷹林公園やキャンプ場、山頂にも展望台があり、もっと近い場所からもスタートできますので、暖かい時期ならばハイキングにもちょうど良いでしょう。
今回と逆で相栗峠から登るルートならばよりわかりやすいかもしれません。

熟練者の方は、是非大滝山までの周回縦走もご検討ください。
僕は別日に大滝山に挑戦しようと思います。

それではここまでお読みくださりありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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