龍王の滝【日本の滝百選/高知】
こんにちは四国グラフィです。
本記事では高知県大豊町佐賀山の龍王の滝について、周辺情報やアクセス方法などを写真たちと共にお伝えします。
※この記事の元になった情報・写真は2022年6月のものです。
※高知県には、四万十町にも龍王の滝という名の滝がありますのでお間違えないようご注意ください。
概要
龍王の滝
場所 高知県長岡郡大豊町
Ryuoh no taki waterfalls
落差 約20m弱
アクセス 自動車を推奨 大豊ICより約1時間
駐車場 あり(無料)
遊歩道 滝まで20分程度の山歩き
龍王の滝とは
龍王の滝は日本の滝百選に選定される高知県の名瀑です。
落差20m弱で美しい滝壺に近づくことができ、周囲は天然林に囲まれたまさに大自然の滝となっています。
またその優れた水質より、土佐の名水にも認定されています。
滝自体は梶ヶ森県立自然公園の7合目に位置していますが、舗装された林道が頂上まで通じており較的容易にアクセスすることができます。
梶ヶ森は弘法大師ゆかりの修験の地であり、弘法大師もきっとこの滝の恵みを得て修行を行ったことでしょう。
滝に纏わる伝説
龍王の滝には大蛇伝説が伝えられています。
滝の下方佐賀山地区の某家にある夜1人の娘が訪れ、一夜の宿を乞うた。
主人は快く受け入れたが、娘が「私が休んだら体に水をかけて欲しい」と云う。
不審に思った主人が夜中ひそかに娘の寝ている座敷のふすまを開けてみると、大蛇がとぐろを巻いていた。
朝、娘は昨日と同じく変わらぬ様子で礼を述べ、家を出たが、主人は、なお不審が去らず跡をつけた。
やがてその娘は龍王の滝に静かに身を沈めたという。そのあとで主人は枕もあがらぬ大病になったという。
大豊町史(古代近世編)より
高知県内には各地に複数の大蛇伝説が伝えられていますが、中でも少し恐ろしい内容になっていますね。
実際にこの渓流周囲は野生動物にとっても貴重な水場になっていますので、蛇も含めて遭遇する可能性は十分にあります。
軽装でも滝へ訪問することは可能です、できる限り山歩きに適した服装で望んでください。
アクセス
龍王の滝には専用駐車場が整備されています。
高速道路大豊ICなどから国道32号線を東に走り、JR豊永駅手前で梶ヶ森天文台の標識に従い右折。
2つ目のトンネル(落合トンネル)を通過してすぐ右折して林道に入り、以後数カ所看板で案内されています。
林道梶ヶ森線を走り高知県大豊町からおよそ1時間程度です。
龍王の滝駐車場は舗装された広い駐車場でトイレもあります。
遊歩道
駐車場からは500m、20分ほどの山道歩きです。
迷うことなく道なりに進んで行けるでしょう。
さほど荒れてはいませんが、冬場などで積雪があると滑りますので注意は必要です。
しばらく歩くとせせらぎの音が聞こえ、登山道の右手下段奥に龍王の滝が見えてきます。
右手の道を降ってゆくと、滝壺すぐまで近づくことができるので降りていきましょう。
滝手前には木造の鳥居と社、案内板や石碑などがあります。
滝見台は老朽化のため進入禁止となっています。
龍王の滝 写真
Canon EF16-35mm F2.8L III USM
Canon EF16-35mm F2.8L III USM
Canon EF16-35mm F2.8L III USM
撮影に関して
龍王の滝の撮影は、滝壺手前より三脚を立てて行うことができます。
構図によって滝壺などに三脚を立てる場合、流れは強くありませんがある程度の重量を用意しましょう。
あまり強い日差しは差し込まない印象です。
条件によってはレンズ保護もしくは減光フィルターなどを持参すると良いでしょう。
動画はこちら
あとがたり
龍王の滝、いかがでしたでしょうか。
比較的アクセスが良く、冬場には氷瀑を楽しむこともできる景観に優れた滝となっています。
梶ヶ森も四国百名山に数えられる美しい山で、頂上付近まで自動車で登ることもできますのでぜひ景観を楽しみに立ち寄ってみてくださいね。
梶ヶ森の登山記事はこちら↓
それではまた違う場所でお会いしましょう。
ご感想・ご指摘などはこちらまで!
Contact |
---|
mail→ shikogura459@yahoo.co.jp |
Instagram→ @poem_ra_mount |
Twitter→ @shikogura459 |
LINE@→ 更新通知&お得情報&直通メッセージ! |