こんにちは四国グラフィです。
この記事では2022年7月に初版発行された、四国の登山者におすすめの書籍をひとつご紹介します。

※発行元・著者などと一切関係はなく、全て筆者の主観的意見で記述しています。

書籍紹介

そのおすすめ書籍とはこちら。

その名もズバリ『四国の登山口323』

個人的には待望の内容でしたので、こちらについて紹介をさせていただきます。

書籍情報

四国の登山口323

2022年7月15日 初版発行

編者    全国登山口調査会
発行者  土居 英雄
発行所  愛媛新聞社

定価 本体¥2200+税

おすすめする理由

現代は各種SNSがあるにも関わらず
この書籍を推す理由を述べておきます。

登山で最初に必要になる情報は？

登山については規模の大小問わず下調べが大事ですが、その内のひとつが現地へのアプローチ方法、登山口情報ですね。

四国の方はご存じであるかとは思いますが、
地方での登山ではごく一部の人気山を除いて登山に必要な情報をリアルタイムに発信してくれる方はおらず、もちろん山小屋などもありません。

公的機関が公開しているウェブサイトも情報が不十分であったり古かったりで、主に登山アプリやSNSなどでの情報収集をすることになるかと思います。

しかしYAMAPやヤマレコ、Twitterを駆使したしても

ってことはよく経験します。

そもそも四国百名山に数えられている山でも、月に数人しか登っていない山もありますし、情報に富んだ山行記録を見つけても数年前ってことがよくあります。

なのでこういった登山口に行くまでの情報が網羅的に纏められている情報はとても貴重です。

掲載されているのはいつの情報？

本書の取材期間は2021年10−11月とのこと。

登山口へ続く林道は頻繁に工事が行われたり災害などで通行止めになることも多いですが、比較的直近の情報をまとめてくれているのはありがたいですね。

お役立ち内容

こちらの本では、四国の登山口について網羅的にその情報をまとめてくれています。

掲載されている登山口情報

• 登山口概要 (起点となる山など)
• 緯度経度
• Google Map及び国土地理院地図のQRコード
• 駐車場情報
• トイレ情報 (写真付)
• 電波状況
• 問合先
• 自販機情報
• 取材メモ(見所や地名の由来など)

などの情報が示されています。

四国の主要山系 全域地図

四国の主要な山脈については
登山口と主要な山、道の駅などを記載した地図が付録しています。

• 石鎚山系
• 剣山系
• 赤石山系
• 鬼が城山系
• 讃岐山脈系
• 四国カルスト

掲載できなかった登山口

取材したものの掲載できなかった登山口も巻末にまとめられています。

使用できない登山口 (2021年10−11月時点)

が一覧でき、これまた非常に有用です。

高知県の奥白髪林道が長期に渡り通行止めなのは知っていましたが、他にも各地に通行止めのままの道路がある模様です。

他にも駐車可能そうだけど市有地であったりキャンプ場であったり、自分で現地では確認するのが難しい情報をまとめて知ることができる貴重な情報源です。

少しだけ見開きを

全体的に見やすい読みやすい。
登山口情報と連結している全域図が特にいいですね。

本当に登る人向けに書いてくださっているのを感じます。

この手の本にしては安価で嬉しいですね。

全国登山口調査会

取材・編集を行なっているのは全国登山口調査会。

四国はもちろん全国の登山口をまとめた書籍が姉妹本として発行されています。

ホームページもありますので合わせてチェックしてくださいね。

全国登山口調査会 ←ホームページはこちら

あとがたり

四国の登山口323についてご紹介しました。

四国の登山者である程度色々なところへ行かれる方にとっては購入しても損はない内容となっています。

初めて登る山については特に下調べを怠らず、安全安心に登山を楽しみましょう！

それでは今回もお読みいただきありがとうございました。

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