奥神賀山【高知/四国百名山】
こんにちは、しこぐらBLOGの四国グラフィです。
この記事では高知県の奥神賀山について、登山に必要な情報を写真や動画とともに纏めています。
※この記事の元になった登山は2025年12月です。
Contents
奥神賀山
基本情報

(おくじんがやま)
標高1443m
高知県大豊町/香美市
四国百名山
奥神賀山の魅力
奥神賀山は標高1443mの高知県大豊町・香美市の境に立つ山で、山頂は大豊町にあります。
国土地理院の地図にも山名表記がないことからか、かつては"知名度のない山" と語られていましたが、林道の整備とともに登山者も増え、四国百名山の一座に選定されています。
山頂からは晴れていれば剣山系をはじめ360°四国山地を望める絶景が楽しめます。
付近には奥神賀さまと呼ばれる鳥居と祠があり、秋の定例祭奥祭りの山として地域住民に愛される山です。
登山口とアクセス
- 神賀山登山口 (神賀神社)
- 奥神賀山登山口 (豊永峠)
奥神賀山へは最短路である豊永峠から登頂される方が多いようです。
(悪路ながら) 車で登って峠から山頂までは20-30分ほど。
今回の記事では前者、神賀山から奥神賀山を目指して縦走するコースで歩いてみました。
神賀神社 登山口

登るのは大変だったでしょう

香北町猪野々より案内看板あり
写真より先は急な登り

神社周辺に駐車可能
トイレ・自販機など設備はありません

標高967m地点
祭神は大山祇命
社殿・通夜殿
Google Map
神賀神社
神社周辺に駐車可能です
運転が不安な方は手前の路側帯で駐車推奨
登山コース紹介

中都山の周辺は圏外
神賀山-奥神賀山往復コース
- 神賀神社
- 神賀山 山頂 (30min 1.0km)
- ワスレ石 (50min 1.7km)
- 中都山 (120min 3.9km)
- 四等三角点"大星" (135min 4.5km)
- 奥神賀さま (奥神賀神社) (175min 6.0km)
- 奥神賀山 山頂 (180min 6.2km)

活動時間 6時間17分
歩行距離 12.5km
獲得標高 951m
登山記録
それでは神賀神社より神賀山・中都山経由で奥神賀山を目指します。
時期は12月上旬、天候は曇り。登山口付近の気温は6℃、山頂付近は雪がちらついていました。
登山口から神賀山

向かって左手の道へ進む

右手の登る道が登山道

右手の登る道が登山道

こちらは最初の"桧石"
名前の通り周囲には天然のヒノキ群

登山道から少し山側にあり
開けた中央に三角点

"神ヶ山"
標高1071.22m
ワスレ石
ワスレ石は休憩所にぴったりです
石の上は日当たりよく御在所山や大星山を眺められます

シャクナゲが見られました

少し道が不明瞭ですが基本的に一本道
尾根に乗ったり離れたりせず
赤テープを探して追えばOK


登ってひとやすみ

眼前の谷はオモ谷というそう

『皇が没した山』説があるそう

中都山へ
神賀山〜中都山の区間が最も長く1時間2−30分ほど
引き続き登りが続くコースの中心区間
中都山は猪野々郷土史では中津山表記
この稜線が香北と物部の境界となっている

古屋跡あり

崩れていて読めませんでした
林野庁HPからするとおそらく"夫婦岩"


ほとんどが木立の間を通ります

時折巻道があります
(どちらでも進めました)


奥に祠があります
プレート・三角点はなし

かつて神賀神社より奥神賀山の間に
十八の祭場があったそう
そのひとつの残りだと思われる
参考 : 林野庁『神賀山物語』
大星四等三角点

次の小ピークは巻道もありますが
四等三角点チェックのため登ることに

ササの中を登っていくこと5分ほど

青いテープが目印

標高1403.16m

すっきりと眺められるのは初めて
あとは巻道へ合流する形で降ります
奥神賀山へ

あとはササに覆われた尾根歩きです

格好いい倒木が目印です

山頂の手前で奥神賀神社(奥神賀さま)

この辺りからササが刈られ
手入れされています

歩いてきた神賀山から中都山
が一望できる場所へ

看板に従って切り返し 山頂へ
奥神賀山 山頂

眺望はよく矢筈山・剣山系
高知県側は近くの梶ヶ森などがきれい

"高山"
標高1443.12m

小綺麗な山頂部
行動開始より約3時間17分で登頂です
帰りは大星三角点は巻道を選択
その他は往路を歩きます
お疲れ様でした
Photography














Movie
あとがたり
神賀山から登る奥神賀山登山でした。
あまり登山者が多い山ではないものの奥神賀の眺望は素晴らしく、それだけでも登る価値のある山です。
登山道中ではかつての祭場の名残や周囲の山々の安徳天皇伝説など、秘められた歴史を感じる点も多くありました。
簡単に調べただけでは詳細はわからず、資料も少ないようです。
失われつつある歴史のある、神賀山一帯。
もしこの山域についてお詳しい方がおられたらご一報いただきたいです。

これも見つかりませんでした
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また次の山でお会いしましょう。
ご指摘・ご感想などはこちら↓

| Contact |
|---|
| mail→ shikogura459@yahoo.co.jp |
| Instagram→ @mt_shikogura459 |
| Twitter→ @shikogura459 |
| LINE@→ 更新通知&お得情報&直通メッセージ! |


X(Twitter) のフォローも宜しくお願いします




