大川嶺【四国百名山】
こんにちはしこぐらブログです。
この記事では愛媛県の四国百名山、大川嶺について登山に必要な情報を写真とともにお届けします。
※この記事の元になった登山は2022年11月上旬です。
※記事内に2022年12月時点での通行止め情報を記載していますのでご注意ください。
Contents
大川嶺 概要
大川嶺 (おおかわみね)
標高1525m
連峰最高地点は笠取山1562m
愛媛県久万高原町/内子町
四国百名山・百山
大川嶺について
大川嶺は愛媛県中部、四国山地西部に位置する山です。
四国カルストと合わせて四国カルスト県立自然公園に指定されています。
この一帯の連峰を指して大川嶺と呼ぶ場合もあり、その最高点は大川嶺山頂より南の笠取山です。
ほか東に美川峰、笠取山より東のウバホド山、南の貝渚山に水なし山などのピークが連なって連峰大川嶺を形成しています。
天気が良ければ周囲の石鎚系、四国カルストをはじめパノラマの眺望が楽しめます。
条件次第では九州地方の山々まで見通せるそうです。
中の人はfinetrack派
登山口情報
大川嶺登山口は大川嶺頂上から約15分の近さにあります。
県道328号線柳谷美川線沿い、大川嶺分岐点の看板で示されています。
路側帯にも駐車可能ですが、登山口方向に舗装駐車場もあります。
トイレや自販機などの設備はありません。
後述する道の駅みかわを利用しておきましょう。
通行止め情報
2022年12月現在で柳谷美川線は大川嶺登山口より南で通行止めとなっています。
2021年の大雨に伴う落石・道路崩壊が原因とのことで復旧の見込みは不明です。
検索で引っ掛けにくいのですが、こちらをご参照ください。
アクセス方法
上記の通行止めによって現状では、
道の駅みかわや軍艦岩付近から自動車で柳谷美川線に入り、自動車レース場であるハイランドパークみかわを越えて登山口付近まで行くことになります。
林道入り口付近の道の駅
登山口までは全舗装路ですが、山道ですので積雪期は十分注意しましょう。
登山口手前では大川嶺連峰の一角、美川峰の看板を目にします。
Google Map
大川嶺登山口駐車場
登山コース紹介
本記事では、
大川嶺登山口より大川嶺山頂~笠取山をご紹介します。
笠取山からは東のウバホド山、南は貝渚山・水なし山へ縦走路がありますが、いずれも深い笹藪の道です。
※今回の登山ではウバホド山へ足を伸ばしていますので付記として紹介させていただきます。
コースマップ
登山口より大川嶺山頂はすぐに到着。
それから笠取山へは軽いアップダウンで30分程度の道のりです。
笠取山直下の無線中継所まで車道も伸びていますが、一部狭いダートの道です。
登山記録
それでは大川嶺から笠取山への登山の記録です。
登山口でちょうど通行止になっていることもあり、路側帯に車を停めてスタートします。
季節を問わず登山客は多くはないでしょう。
奥に舗装された駐車スペースもあるのですが、ここへの道はダートで狭いためちょっと不安があります。
大川嶺登山口より
駐車場方面へ道なりに歩いていると右手に目立たない看板があり、ここから緩やかな尾根に入ります。
早速背の低いササに覆われた道を歩きます。
目の前のうず高いピークが大川嶺の山頂になります。
登山口から15分足らずで大川嶺山頂です。
大川嶺山頂
山頂は狭いですが開けており、ぐるりと周囲の山が眺められます。
主に東の石鎚系や東温アルプス、南東の四国カルストなど。
南方向へ見えているのが笠取山方面の道です。
看板の足元に2等三角点が設置されています。
続けて大川嶺連峰最高峰である笠取山へ進んでいきます。
笠取山
いくつかの小ピークを越えて笠取山までは1.3kmほど歩きますが、迷わずに進めるでしょう。
この日はササの間に道がはっきりとあり歩きやすかったですが、笠取山周囲は背の高い藪になっていることもあるそうです。
大川嶺から降り、ひとつめの丘周囲から振り返ると。
ふたつめの谷を過ぎると進行方向に1段高いピークが見えており、これが笠取山です。
左手に見えているのは無線中継所のアンテナ。
ここまで車で来ることもできます。
南東方向にはウバホド山が綺麗に見えています。
無線中継所を左手に見ながら尾根道に乗って進み、笠取山へ到着です。
大川嶺より25分程度。
笠取山山頂
笠取山は5月中下旬に咲くツツジが見事な山です。
その景色を眺めるために傘を取り休むことから笠取山と呼ばれるようになったとも云われています。
三角点と共に立つ木標の側面にはその景観を讃える短歌が記されています。
山頂はひらけており、周囲を眺めることができますが、特に北から眺める四国カルストの姿は素晴らしいです。
進行方向には貝渚山・水なし山方面が見えるでしょう。
動画:大川嶺および笠取山より
大川嶺山頂より
〜大川嶺からの夕景
〜笠取山山頂より
下山
笠取山から下山する場合は往路を戻るか、無線中継所につながる車道へ出て歩いてもほぼ遠回りすることなく起点へ戻ることができます。
大川嶺から笠取山はササも刈られ歩きやすい場合が多いですが、ここより先は腰の高さの藪に阻まれ踏み跡もわかりにくいので十分準備してのぞみましょう。
実際にはすこし直進したのちに左手の車道に出て、ウバホド山へ向かってから往路に合流して戻っています。
少し進んだだけでも道はかなり不明瞭でしたので笠取山より先ヘ向かう場合はGPSなどを用いて現在地点を確認しましょう。
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あとがたり
四国百名山のひとつ大川嶺についてお届けしました。
登山口よりものの15分で登頂してしまう山ですが、大川嶺連峰として最高地点の笠取山まで向かうことをお勧めします。
午後からでも登れるハイキングとしてもお勧めです。
夕陽を眺めてから下山するという贅沢がこの標高でできるのもまた良いところ。
それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
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