長崎の鼻【香川・屋島】

こんにちはしこぐらBLOG の四国グラフィです。

この記事では香川県高松市、屋島北端にある長崎の鼻についてご紹介しています。

※この記事の元になった取材は2025年11月です。

長崎の鼻 概要

長崎の鼻は屋島の北端に位置する海に迫り出した溶岩台地

浮かぶ島々や行き交う漁船・フェリーとともに瀬戸内海を眺められる景観の良い場所で、観光客が訪れています。
釣り人が多く居るほか、写真撮影の名所としても人気が高いです。

また幕末の世に海防強化の目的で砲台が築かれた場所でもあり、現在も砲台跡が残されています。
ほか、山中では長崎鼻古墳木里神社を目にすることができます。

一般情報

地名長崎の鼻
Nagasaki no hana
所在地香川県高松市屋島西町
特徴屋島の北端に位置し瀬戸内海を一望できる
島々や行き交う船を眺められる景観の良い場所
アクセス高松中央ICより約30分
駐車場10台程度の駐車スペースあり
未舗装
設備なし
遊歩道駐車スペースから徒歩数分
屋島北嶺登山口から徒歩30分弱
その他砲台跡・山中に長崎鼻古墳
木里神社あり
公式HPなし

Google Map

屋島をぐるっと回る屋島公園線の途中より
木里神社参道入口の石標を目印に未舗装道へ
その先に駐車スペースあり

長崎の鼻 お散歩マップ

屋島木里神社

創建は大正16年(1588年)とされ、時の高松藩主生駒親正が玉藻城を築き、その海上防備を祈願して守護神として祀った、とされている神社です。
後の松平家の時代も手厚く祀られ、大規模な例祭も行われていたそうですが次第に荒廃していたそう。

昭和50年台に高松市の亀田桂氏により発見・再興され、現在の姿が残るようになったそうです。

かつては西の浜辺から参道が伸びていたものと思われ、現在も浜辺に立つ鳥居が残されています。

長崎鼻古墳

こちらは砲門跡や木里神社とは関連なく、5世紀に築かれた前方後円墳といわれています。
全長45m、標高50m程度に位置し平成7−8年に調査発掘が行われました。

立地より古代瀬戸内海の海上交通に関係した豪族の墓であろうといわれており、内部の舟形石棺は九州地方で作られたものだそうです。

なお香川県では観音寺市の古墳にて同様の九州産の石棺が認められています。

長崎の鼻へ散策する途中では、うずたかい丘に小さな祠を見つける形で通過することになります。

少し降った先に案内看板が建てられています。

お散歩記録

長崎の鼻へ古墳・屋島木里神社経由で歩いてみました。
スタートは屋島北嶺登山口の道路を挟んで向かいにある道から。

林の中を歩くのを嫌う場合は、車で駐車場に向かう際に通るオフロードの道から向かうこともできます。

スタートから古墳まで10分、木里神社まで20分弱。
長崎の鼻まではそれらを経由して30分弱といった道のりです。

登山口〜古墳まで

屋島木里神社と浜辺の鳥居へ

参考:神社探訪・狛犬見聞録 注連縄の豆知識

長崎の鼻へ

Photography
Movie

あとがたり

屋島の最北端、長崎の鼻からの景色をお届けしました。

瀬戸内の島々を眺めるに絶好の場所でもあり、また屋島北嶺の遊鶴亭を麓から見上げるのにも素晴らしい場所です。

ただ景色がいいだけでなく、その場所の由縁や歴史を知るとより充実した時間を過ごせる気がします。
現地にもたくさんの案内が記されていますので、ぜひ味わいながらお散歩してみてくださいね。

長崎の鼻は広めの駐車場もあるため、北嶺登山の起点としても使える場所になっています。

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それでは今回もお読みいただきありがとうございました。

また次の景色のいい場所でお会いしましょう。

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