牧野公園とバイカオウレン【高知】
こんにちはしこぐらBLOGです。
この記事では高知県高岡郡佐川町の牧野公園についてご紹介しています。
本記事での撮影時期は2月、バイカオウレンの見頃の季節となります。
写真だけでもご覧になっていってくださいね。
牧野公園 概要
名前 | 牧野公園 |
Location name | Makino Park |
所在地 | 高知県佐川町2458 |
アクセス | 高知市よりおよそ自動車で1時間20分 適した公共交通機関なし |
駐車場 | 駐車場有り |
設備 | 公衆トイレ・自動販売機ほか |
遊歩道 | 40分程度で周回可 |
その他 | 付近に青山文庫・青源寺 |
HPなど | さかわ観光協会HP まちまるごと植物園 |
Google Map
由来と見所
日本を代表する植物学者牧野富太郎博士。
彼より東京から送られてきたソメイヨシノの苗が地元の有志により植えられたことに始まる公園で、昭和33年より牧野公園と呼ばれているそうです。
平成2年には日本のさくら名所100選に選定されるのみならず、「みんなで育てる牧野公園」として町民により植栽された豊富な植生により、植物園かのような魅力を有しています。
春から夏にかけて山野草が花をつけますが、2−3月の初春の見どころとして牧野博士の愛した花バイカオウレンが有名です。
園内ではたくさんの歌碑・石碑のほか、牧野富太郎・田中光顕(政治家) のお墓が存在しています。
その傍に広がるバイカオウレンの群生の美しさはえも言われぬ気持ちになります。
また公園に近接して牧野博士の事跡を遺品とともに辿る青山文庫(せいざんぶんこ) や、土佐三大名園に数えられる見事な庭園を誇る青源寺があります。
牧野公園マップ
公園は丘へ登っていくつづら折りの道となっています。
公園入口すぐで左手に花見棟とトイレがあり軽食処も営業しています。
中腹にて牧野氏・田中氏のお墓の案内があり、その奥が今回の目当てバイカオウレンの生地です。
山頂にあたる場所には佐川町を一望できる物見岩と休憩所、佐川城趾へ続く道があります。
遊歩道の風景
装道をつづら折りに登る散歩道の傍に植栽が並んでいます。
左手に見えているのが花見棟、わらび餅うさぎ堂が営業しており多くの方が軽食を楽しまれていました。
冬場は多くの植生が花実をつけていませんが、歩みを進めていくと早咲きのサクラが迎えてくれました。
この道の奥より遊歩道から外れてお墓があり、その奥にバイカオウレンの生地があります。
初めて見ると予想よりも小さな花に驚くかもしれません。
踏みつけないよう足元に注意して探しましょう。
バイカオウレン(梅花黄蓮)
Coptic quinquefolia Miq.
キンポウゲ科オウレン属。
花期は冬の2−3月、草丈10−15cm程度。
梅の花に似た花をつける常緑多年草で、日本固有の野草。
東北から四国まで山地の湿気の多い地に生える。
白い花弁に見える部分が実は退化したガクであり、真の花弁は黄色い匙状の部分だそう。
牧野富太郎博士がこよなく愛した花として有名。
最奥部までお散歩
バイカオウレンをひとしきり堪能したら頂上まで散歩して駐車場へ戻ります。
2月中旬の牧野公園ではバイカオウレンのほかに
カワヅサクラ、アセビ、スイレン、フクジュソウ などのお花を目にすることができました。
探すことができませんでしたが、ユキワリソウなども花をつける時期のようです。
山頂最奥部には佐川城趾への入口があるほか、佐川の町を一望できる物見岩、休憩所の藤棚テラスがあります。
物見岩の麓にはフクジュソウの花壇があり、ちらほら蕾がひらきはじめていました。
左奥に見えているのは横倉山
Photography
2024.2.10.
Canon EOS6D mark2
TAMRON SP 90mm F2.8 Di Macro 1:1 VC USD
あとがたり
冬の牧野公園でバイカオウレンを撮影してきました。
目当ての他にも美しい早春の花を見ることができ、とても楽しい取材でした。
春はサクラ、秋は紅葉に、季節の山野草が彩る植物公園です。
ぜひカメラ片手にお散歩してみてくださいね。
関連記事:横倉山
それではまた次の場所でお会いしましょう。
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