虚空蔵山【四国百名山】

こんにちは四国グラフィです。

今回は高知県の低山、虚空蔵山(こくぞうさん)についてお届けします。

※この記事の元になった登山は2022年1月および2021年9月です。

虚空蔵山とは

高知県高岡郡佐川町
標高674.9m
四国百名山

虚空蔵山は高知県佐川町にある四国百名山で、弘法大師様が虚空蔵菩薩を祀ったことに由来するとされています。

低山ながら山頂の景色は土佐十景に選出されているほか、山頂には電波塔が立ち並び、基地局としての役割も果たしています。

虚空蔵山は電波塔整備などのために山頂まで車両も通行可能になっていますが、約430m地点から登山道があり山頂まで40分程度で到着することができます。

駐車場のある山麓広場は虚空蔵山わんぱく広場としてアスレチック遊具やキャンプ可能スペースがあり、また現在は稼働していないものの山﨑記念天文台が残っています。

土佐十景の石碑

登山ルート

①虚空蔵山わんぱく広場から

一般には、虚空蔵山わんぱく広場の駐車場へ駐車してから舗装道を10分ほど歩いた後、柴折峠(しおりとうげ)から登山道へ入り30分ほどで山頂広場へ登頂するコースがよく歩かれています。

北側のさらに麓から登ることも可能ですが、車も通行できる林道歩きになりますので面白味には欠けるかもしれません。
JRを利用して斗賀野駅に到着した場合はそのまま直登することも可能です。

北側の麓には白水の滝がありますが、ここを経由しての直登は一般には難しいようです。
虚空蔵山もこの滝も情報は少ないですので、もし有益な情報をお持ちの方がいらっしゃったら是非教えてください。

②永野の集落から

もうひとつ、土佐市永野の集落から歩いて登ることも可能ですが、起点付近に明確な駐車場所はありませんので地元の人以外が使用するには厳しいかと思います。
こちらも柴折峠に合流しますが、山の東中腹の鉾ヶ峯寺を通ることができます。

鉾ヶ峰が目当ての場合も柴折峠より500m程度ですので、前者のルートを用いて降っていけば楽に到着できます。

アクセス

起点となる虚空蔵山わんぱく広場駐車場へは、高知県高岡郡佐川町の龍王公園(通称タコ公園)向かいの道より案内に沿って走行するのが最も良いです。

ほんとにタコがいます

虚空蔵山わんぱく広場を目指してルート検索すると複数の道がありますが、上記以外の道は未舗装の悪路になります。
特に東側からの道、鉾ヶ峰寺を経由する道はオフロード車でないと厳しいですので注意してください。

高速道路ならば須崎東ICで降りて北上するか、伊野ICから無料道路を用いて佐川町へ向かうこともできます。

伊野から佐川町で向かうとヤマザキYショップ佐川店が最後のコンビニになります。手前にはローソンが並んでいます。
須崎から向かう場合は佐川方面の道に入る前に一度西へ通り過ぎてコンビニかスーパーマーケットを探すと良いでしょう。

なお駐車場付近には広場のトイレがあり利用できます。
自動販売機のある龍王公園でトイレを済ませておくのも良いでしょう。

龍王公園(タコ公園)
https://goo.gl/maps/zCRnSE8GnudPtP42A

虚空蔵山わんぱく広場
https://goo.gl/maps/StxAzRhYTcwb8geKA

登山開始

YAMAP地図

わんぱく広場の駐車場に車を置き、10分ほどくねくねと舗装道を上がっていきます。

林道と部落の道が交差する十字路が柴折峠でここから登山道へ入ります。
少しわかりにくいですが虚空蔵山への看板が示されており、山頂へは約500m。

ここから山道です

登山道はほぼ真っ直ぐで短いですが、まずまず急な登りを越えて行きます。

道は踏みならされており少し荒れた箇所もありますが迷う場所はありません。
道幅は狭いので夏場は雑草と蜘蛛の巣には注意が必要です。

30分程度で林道に出ると、すぐ左手に山頂広場の電波塔が見えています。

土佐十景の石碑や虚空蔵菩薩像、及び虚空蔵山頂を示す看板はこの広場にあり、東屋脇の岩の上から眺めるが土佐十景の景色です。

晴れていれば横浪半島と太平洋を前景に室戸岬までを眺めることができます。

それでは山頂からの景色をどうぞ。

ISO800 f9 SS1/250 200mm HalfND+CPL

遠くに薄らと見えているのが室戸岬です。

あっさり登れてしまうのがもったいないくらいの素晴らしい景色。
山頂から海と山、町並みが眺められるというのは高知県の山らしい部分でもあります。

さて、少し休憩したら山頂付近、三角点と石鎚神社を制覇して帰りましょう。

石鎚神社と三角点

虚空蔵山は最高点付近に電波塔が立っており、その周囲には立ち寄れません。
よって主な目当ては山頂広場ですが、実は隠れた三角点と石鎚神社が存在していますので、せっかくなのでしっかりとお参りして帰りましょう。
この虚空蔵山からかつては北西方向に石鎚山系まで見ることができたので、霊峰石鎚を眺められたこの場所に石鎚神社が残っているといわれています。

山道を出た場所から今度は反対側に進み舗装道路を歩いていくと分岐があります。

真っ直ぐ進むとそのまま柴折峠へと降りていくのですが、ここを右手へ曲がり間もなく左の山側にわかりにくいですが崩れた階段の道があります。

ここを入っていくと先に短い鎖場があり、その先に石鎚神社の祠があります。
難しくはありませんが気をつけて登りましょう。

その奥には三角点が設置されています。
これは知らないとなかなか気付きませんね……。

僕も初めて登った際はスルーしてしまいました。

なお先ほどの分岐手前で左手に電信柱があるのですが、その奥に岩の上の展望スポットがありますので帰りに寄るのもおすすめです。
標高は広場よりも低いですが障害物は少なく見通しは良くなっています。

横浪半島と太平洋を一望

ここまで一通り制覇したら後は下山するのみ。
舗装道をぐるっと降りても良いですし、往路を戻っても良いでしょう。

お疲れ様でした。

あとがたり

虚空蔵山、いかがでしたでしょうか。
本当に爽快な景色ですので、ぜひ晴れた日に山頂広場から太平洋を眺めてみてほしいと思います。

遠征で来られる方には付近にある蟠蛇森(ばんだがもり)も四国百名山に選ばれる低山ですので、1日に2座登頂を目指すのも可能です。

次の記事で紹介いたしますので是非あわせてご覧くださいね。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

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