カガマシ山・橡尾山【愛媛・高知/四国百山】

こんにちはしこぐらブログです。

この記事では、愛媛・高知の県境にあるカガマシ山および橡尾山についてご紹介します。

※この記事の元になった登山は2024年5月下旬です。

カガマシ山・橡尾山
概要

三傍示山道中から
左 橡尾山〜カガマシ山 右

カガマシ山
標高1342.5m
四国百山
橡尾山 (とちおやま)
標高1222m

共に愛媛県四国中央市・高知県大豊町の境

カガマシ山橡尾山は共に愛媛・高知県境に位置する山です。
西に佐々連尾・奥工石山、東には笹ヶ峰(新宮)三傍示山 が連なる四国中央部の稜線を成しています。

豊かな自然林、特にブナ林が魅力の山で、地元では登山ツアーも催されています。

共に四国百名山には選出されていませんが、カガマシ山四国百山に選定されています。

変わった名前ですがその由来は不明だとのこと。

地誌である土佐州郡志によればそれぞれ加々麻之・登知尾と記載されていたようです。

登山コース紹介

カガマシ山・橡尾山へは高知県側・愛媛県側にそれぞれ共用の登山口があります。

  • 橡尾山登山口 (新宮)
  • 林道橡尾線登山口

登山者が多いのは、愛媛県側の新宮より登るコースです。

本記事でも新宮側の橡尾山登山口より登った記録をご紹介します。

橡尾山登山口
アクセスと駐車情報

橡尾山登山口へは、四国高速道新宮ICを降りて高知県大豊方面に県道5号線を走ること約20分です。

登山口前の路側帯

駐車場はありませんが、登山口周辺の路側帯に駐車できます。

また新宮側に5分程度歩いた先、植林樹の中のヘアピンカーブの間に広いスペースもあります。

登山道中は意外と通信会社の電波が入りましたが、山頂付近は不通です。

登山口周辺にはトイレなどの設備はありません。

新宮ICそばの道の駅霧の森にて一息入れて準備しておきましょう。

Google Map

コースマップ

参考コースタイム

(往路)
橡尾山登山口
〜 図棍点・シャクナゲ尾根分岐 (20分)
〜 橡尾峠 (30分)
橡尾山 (25分)

橡尾山
〜 橡尾峠 (20分)
〜 シャクナゲ尾根分岐 (20分)
カガマシ山 (20分)

(帰路)
カガマシ山
〜橡尾峠 (35分)
橡尾山登山口 (35分)

行動時間 3時間30分
歩行距離 約7.8km
獲得標高 758m

登山記録

それでは実際に橡尾山カガマシ山へ登った際の記録を写真と共にお届けします。

橡尾山登山口より

橡尾峠で尾根に乗るまでは急な登りです。

登山客はそれなりに多いようで道は落ち着いており、わかりやすいです。

最初は植林樹の中を歩いて行きます。

急登が始まる前の標高920m地点付近、シャクナゲ尾根 (現在は荒れています) の分岐となる場所にはひっそりと図棍点があります。
知らないと通過してしまいそうですが、振り返って見える植え込みの間に。

何かありそう? という勘が働く場所です。

ここからは橡尾峠へ向けての急登です。

古くは薮に覆われた悪路だったそうですが、2024年現在は整備されており歩きやすいです。

5月の新緑を楽しみながらゆっくり登ります。ブナやカエデが見事です。

橡尾山登山口より1時間弱で橡尾峠へと登りました。
歩行距離にして約1.2kmです。

橡尾峠より

橡尾峠には特に目印はありません。
朽ち果てたらしき看板の支柱に赤テープが括り付けられています。

広々としており、傾斜も非常に緩いので、ここからは方向を確認しましょう。

愛媛県側が急傾斜であった反面、南壁の高知県側は非常になだらかになっています。

ここからはカガマシ・橡尾山共に県境標を追いながら尾根を歩きます。

カガマシ山へは比較的明瞭ですが、橡尾山方面は道がわかりにくいです。
赤テープがありますが踏み跡も多く道を外れやすいので注意しましょう。

山頂もわかりにくいササの間にあります。

橡尾山山頂

橡尾山山頂へは、峠から20−30分程度です。

眺望はほとんどありません。

山頂を示す小さなプレートに、3等三角点があります。

山頂から少し離れた場所にツツジの花を目にしました。

少し休憩を入れたら、峠まで戻って今度はカガマシ山を目指します。

カガマシ山へ

橡尾峠より今度は西北西、カガマシ山方面へ尾根を歩きます。

こちらも天然林が見事ですが、後半は高知県側は植林になります。

左半分が植林になって間もなく、登りで図棍点があった場所から分岐していたシャクナゲ尾根が合流する場所があります。

ここでもあまり目印らしきものはありません。
現在はかなり荒れているそうで、踏み跡もほとんどないとか。

その後、短い岩場を越えたらササ原の間を進み、ブナの大木を眺めながらカガマシ山山頂へと到着となります。

岩場は眺めがあるそうですが、この日は霧かかっており真っ白でした。
しかし霧の森もいいもので、写真撮影がてら休み休み歩いています。写真はまた後ほど掲載しています。

カガマシ山 山頂

カガマシ山の山頂は広いですが灌木に囲まれており、眺望は限局的です。

かつては眺めがよく瀬戸内海・太平洋が見えると記載されているそうですが、現在は一部東西への展望があり、三傍示山白髪山などを眺められるくらいのよう。

山頂の看板と3等三角点があります。

往路を戻り、橡尾峠より登山口へと戻ります。

お疲れ様でした。

Photography

眺望がなくても、霧の森も最高です‼︎
最後の写真は山頂手前の大ブナです。

あとがたり

カガマシ山・橡尾山いかがでしたでしょうか。

知名度自体は高くありませんが、天然林による自然の趣が深く、とても"四国の山"らしい山だと感じました。

楽すぎるわけではありませんが万人向けのちょうど良い難易度であるのも魅力。

新緑はもちろん紅葉も素晴らしい山ですので、ぜひ登山シーズンには行き先の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

それでは今回もお読みいただきありがとうございました。

また違う山でお会いしましょう。

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