次郎笈【四国百名山】
こんにちは四国グラフィです。
この記事では徳島県剣山のお隣、四国百名山に数えられる次郎笈(じろうぎゅう)についてお届けします。
剣山への登山記録とぜひ合わせてご覧ください。
※この記事の元になった登山は2022年1月です。
Contents
次郎笈 概要
次郎笈(じろうぎゅう)
標高1930m
徳島県三好市/那賀郡
四国百名山
次郎笈 とは
次郎笈は剣山の西隣に位置し、四国第3位の標高を誇る山です。
剣山が太郎笈と呼ばれることにより、その対をなす山としてこの名がついたとされています。
とても美しく優雅な山容で、那賀川の源流にあたります。
南に紅葉で有名な高の瀬峡が位置するなど多くの方に登られています。
剣山から次郎笈へ続く稜線は非常に美しく、写真で目にした方も多いのではないでしょうか。
この一帯は剣山国定公園に指定されています。
冬の剣山に見ノ越登山口より登り、次郎笈へ縦走した際の記録でご紹介します。
次郎笈 登山コース
次郎笈は東に剣山、西に丸石への稜線が伸び、多くの方が剣山から登頂を目指しています。
その他冬場は使用できませんが、剣山スーパー林道沿いの奥槍度 山の家付近から直登したり丸石との稜線上に出たりするコースもあります。
コースマップ
見ノ越登山口
奥槍戸 山の家
冬場は見ノ越から
冬場は剣山スーパー林道の通行規制により、見ノ越登山口から剣山〜次郎笈へ登ることがほとんどでしょう。
冬季見ノ越登山口へは美馬ICなどから徳島県美馬市を抜けて南下する国道438号線を用います。
積雪・凍結の恐れがあるので冬用タイヤやチェーンは必須となりますのでご注意ください。
※冬季の登山準備含め、見ノ越登山口の詳細は剣山の記事にまとめてありますのであわせてご参照ください。
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見ノ越から剣山へ
見ノ越登山口から剣山山頂までは約2時間程度です。
いくつか分岐がありますが、冬季に次郎笈への縦走を目指す場合は時間的な余裕をもつために直登の尾根道コースがお勧めです。
冬場以外ならばロープウェイを用いて中腹の西島駅まで登れば1時間弱での登頂できます。
西島駅から剣山への分岐
分岐 | 時間(目安) | 特記 |
---|---|---|
尾根道コース | 40分程度 | 枝折神社 刀掛の松 一ノ森へ分岐 |
剣道コース | 60分程度 | 大剣神社 お塔石 |
遊歩道コース | 80分程度 | 二度見展望台 剣山御神水 |
登山口は劔神社の本殿向かって右手にあります。
穏やかな登りを歩いて50分程度でまずは西島駅へ。
尾根道コースは西島駅に向かって右奥から入ります。
積雪していればここからワカンやスノーシューが活躍するかもしれません。
真っ直ぐほぼ一本道の尾根を直登し、40分程度あれば山頂ヒュッテと宝蔵石神社を目にします。
剣山頂広場は植生保護のため広く木板の道が渡されており、ヒュッテより西南西に10分ほどで山頂の標と三角点が設置されています。
その先少し進めば次郎笈を綺麗に眺められます。
天気の良い日の次郎笈への稜線はまさに絶景です。
ここから約1.5km稜線を渡って次郎笈山頂を目指していきます。
縦走 次郎笈へ
まずは尾根伝いに標高を下げて鞍部に乗ります。
雪があれば楽に降りられますが、ササ原の中に岩が隠れていますので気をつけて。
剣山山頂から400m程度で剣山遊歩道コースの合流点があります。
平らな稜線部分はワカンやスノーシューが活躍します。
トレースがない場合はラッセルも必要になります。
今回はしっかりとトレースがあり、軽快に雪歩きを楽しめました。
登山愛好者ならば稜線歩きは大好きという方が多いと思います。
ここに関してはなだらかで尾根部分も広く、積雪期でもさほど危険度は高くありません。
剣山から30分程度の急登手前で再度分岐の看板があります。
右手のトラバースをゆくと水場を経由し次郎笈を巻いて進む道です。
左手の登りの先が次郎笈の山頂方面です。
ここは無雪期でもなかなかの急登ですが、残りわずか頑張って歩きましょう。
振り返れば先ほどまで立っていた剣山が綺麗に見えることでしょう。
登り切れば左手にぽつんと立つ山頂の看板が見え、次郎笈山頂へ到着です。
次郎笈山頂
剣山頂から次郎笈までは約55分で登頂。
次郎笈からの景色は360度遮るもののないパノラマビューです。
剣山から一ノ森、三嶺方面や矢筈山方面、石立山など四国の名山に囲まれています。
山頂は広いスペースがありますが、ベンチなどの設備はありません。
いかんせん冬場は風が通り寒いですので、体温が低下しないように十分対策をしてください。
帰りは往路を戻りましょう、お疲れ様でした。
山頂からの景色
次郎笈からの写真を掲載します。
付記:遊歩道コース
見ノ越登山口への下山は往路を戻るほか、
前述の稜線分岐から遊歩道コースを歩くこともできます。
剣山山頂手前の急な登りを省略できるのは良いのですが、元々道幅狭く積雪があると結構な急斜面を歩くトラバース道になりますので危険が伴います。
コース途中には二度見展望所があり、三嶺~次郎笈方面の景色をまた違う方向から眺めることができます。
詳細は冬季剣山記事をご参照ください。
滑落や転倒に気をつけて、最後まで気をつけて歩きましょう。
無事に下山したら帰りの運転もお気をつけて。
なお冬場は道路時間規制もありますので、余裕を持って下山しましょう。
2021-2022年冬の438号線は8:00-18:00のみ通行可能でした。
あとがたり
剣山からの縦走コースで次郎笈登山をお届けしました。
記事中でもお伝えしましたが、何より美しい稜線歩きが最高の山です。
剣山から1時間足らずで縦走できるお手軽さも万人向けで素晴らしい。
冬のみならず、四季を通じて楽しめる山ですので、ぜひ実際に登っていただきたいなと思います。
ちなみに直登コース登山口付近の奥槍戸山の家の鹿カレーは登山愛好者の中で有名な定番メニューですよ。
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それではここまでご覧いただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
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Re-written
ver1. 2022.2.5.
ver2. 2022.11.8.
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