石鎚山・成就コース②【日本百名山】
こんにちはしこぐらBLOG の四国グラフィです。
冬季石鎚山の登山記録、後編をお送りします。
前回は2時間ほどをかけて夜明峠を抜けて二ノ鎖元小屋まで到着しました。
冬の石鎚山はここから山頂までがとても遠いです。
斜面は危険な状態となっている場合もありますので、決して無理をせずに安全第一で臨んでください。
Contents
前半記事はこちら
前編をまだお読みなってない方はこちらからどうぞ↓
アクセスや登山コース案内については前半でまとめています。

石鎚山
二ノ鎖迂回路より
二ノ鎖元小屋は山頂直下の避難小屋込み施設。
トイレは冬は閉鎖されているようです。

人が多くて写真は撮れず
振り返って見える峠や瓶ヶ森の景色が美しい
さて、ここからが最大の難所になります。
元小屋を過ぎたらすぐに右手の鎖場迂回路に入っていきます。
鎖を登る人もちらほら見かけますが、無理せず。


ここまではどうにか歩いてこれましたが、山頂直下は雪が深くて柔らかく、アイゼン・ピッケルを用いて少しずつ登る必要がありました。
滑落・転倒を回避することを第1に少しずつ乗り越え、ゆっくり進んでいきましょう。
三の鎖の迂回路は直前に比較するとましに思えますが、鉄板とパイプで組まれている道が凍って剥き出しになっており、これもまた注意が必要です。
特にアイゼンが網目に刺さると抜けにくいらしいので、そろりそろりと歩きながら進みます。

この写真の時はだいぶ楽でした
この区間は積雪や天候次第で大きくタイムが変わるでしょう。
歩きやすく順調に登れた時は30分足らずですが、倍以上かかったこともあります。
登りきったらようやく、石鎚山弥山山頂です。
山頂からの景色

石鎚神社 頂上社 国定公園 標高1982M


ISO100 f9 1/200 24mm + CPL

ISO200 f11 1/250 30mm + CPL

ISO250 f8 1/640s 45mm +CPL
今でこそSNSを通じてたくさんの素晴らしい写真を目にすることができますが、やはり自分の目で見る雪化粧の石鎚山は言葉に言い表せない貫禄を感じます。
これを生で見て感じることが登山の最大の魅力ですね。
天狗岳へ
天狗岳は3つある石鎚山のピークの1つで天狗岳こそが石鎚山の最高地点、標高は1982mです。
つまりそこが四国最高地点及び西日本最高地点となるわけです。

プレート・賽銭箱
それは行くしかないというところですが、弥山より天狗岳の道は一部ナイフリッジの岩場を登り進んでいくことになります。
平たくいうと断崖絶壁の頂上を進んでいくようになりますので、高所恐怖症の方はお勧めしません。
当然、万が一転落すると落命する可能性が高いです。
滑って転ぶととても危険ですので、自信がある場合のみ目指すようにしてください。
弥山から短い鎖伝いで尾根に降り、15分ほど慎重に進んでいきます。
雪があるので岩から降りる際なども足に優しくてよいですが、くれぐれも足元には注意。


Movie
下山開始
帰りは往路を戻ります。
雪のある下り道は脚にも優しいですが滑落には注意。
石鎚山ロープウェイは終発17時なので、余裕を持ち早めに下山開始しましょう。
下山時はガスが切れており夜明け峠からの逆光の山頂も拝むことができました。

遥拝の鳥居から成就社手前の階段の登りが最後の最後に立ちはだかるも、ゆっくり進んで越えましょう。
降りは2時間程度で山頂駅まで帰り着きます。
苦戦した2022年の挑戦では
活動時間6時間41分、歩行距離は8.8kmでした。
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あとがたり
前後編に分けて冬の石鎚山登山をご紹介しました。
1-2月は一般に厳冬期と呼ばれ、雪山の中でも特別に準備が必要になります。
リスクを伴うものでもありますが、雪山は登山を一層魅力的なものにするロケーションです。
冬季こそ本番だという登山愛好者の方も多いのも頷けます。
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それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また次の山でお会いしましょう。
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ver1 2022.1.16.
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