石堂山【徳島/四国百名山】
こんにちはしこぐらBLOGです。
この記事では徳島県つるぎ町/東みよし町の石堂山について、登山に必要な情報を写真とともにお届けします。
※この記事の元になった登山は2024年10月です。
Contents
石堂山
概要と見所
石堂山(いしどうやま)
標高1636m
徳島県美馬郡つるぎ町/東みよし町
四国百名山
石堂山は徳島県西部、矢筈山系に属する山です。
比較的穏やかな山容で、東に座する石堂神社からの参拝登山路のほか、矢筈山から尾根伝いに登頂したり、北は風呂塔・火打山から登ったりと様々なコースがあるのも魅力的です。
山頂は木々に囲まれていますが大きく開けたササ原で、南の矢筈山、東の津志嶽方面への眺望が得られます。
休憩には適した場所であり、矢筈山や烏帽子山などと繋がる縦走コースでも休憩地として選択されることが多いでしょう。
2つの巨石
石堂山登山で見ておくべきは、山頂より少し東にある2つの大岩でしょう。
山頂より150m手前(東) には、高さ約8mの巨石柱御塔石があり、石堂神社の御神体とされ、かつては山伏たちがこの地で修行をしたと云われています。
山頂の広場付近からも山肌に屹立する姿を眺めることができます。
さらに100mほど手前には山名の由来となった天然の石室を成す大工小屋石があります。
石堂神社
登山口とアクセス
石堂山へは多くの登山コースがありますが、
本記事では石堂神社からの登山コースをご紹介します。
Google Map
石堂神社へは、徳島県つるぎ町半田などから県道304号線(林道木地屋線) より向かうことができます。
登山に適した公共交通機関はありませんので、多くの場合美馬ICなどを経由して自動車で向かうことになるでしょう。
道はほぼ全面舗装されてはいますが、それ相応に狭い場所もありますので気をつけて。
この案内から石堂神社境内へは舗装された参道が続き、
神社付近へ5−6台以上駐車可能です。
ただし、かなり急な登りの箇所があり、車種によっては通行が厳しいかもしれません。
途中の幅員の広いところで駐車して歩くのも考えておきましょう。
なお、登山口周辺にトイレ・自動販売機などの設備はありません。
主要通信会社の電波は使用できますが、山頂に近づくにつれて繋がりにくくなっていきました。
石堂山 登山マップ
登り片道約95分、歩行距離約3.3km
参考コースタイム
- 石堂神社からスタート
- 石小屋四等三角点を通過 (20min)
- 白滝山分岐へ到達 (60min)
- (白滝山山頂へはおよそ5分程度で寄道可)
- さらに10分程度で見晴らしのいい標高1533m地点へ
ここから山頂方面がよく眺められる - 登山道左手谷側に出てくる大工小屋石・御塔石
- 石堂山山頂へ (95min)
(往路)
歩行時間 約1時間35分
歩行距離 約3.3km
獲得標高 約573m
登山記録
石堂山に登った際の記録でご紹介します。
まだまだ暑い10月、曇りの日で登山口はガスに包まれていました。
この辺りは、予報では晴れていてもかなり雲が多い地域のように感じます。
石堂神社より
登山口は石堂神社の向かって右手、
鳥居を潜って登山道へ入る形になります。
石堂神社の創建年代は不詳で、主祭神は素戔嗚尊、大山祗尊、嵯峨天皇であるとのこと。
登りはじめ〜四等三角点石小屋
石堂神社からのコースは、終始難所のない穏やかな山容です。
白滝分岐付近では膝の高さまでのササに囲まれますのでゲイターは持参推奨です。
〜白滝山分岐まで
白滝山分岐の手前で登りが少し険しくなっています。
現在は白滝山方面への看板が脱落してしまっているので分岐であることが分かりづらくなっていますので注意しましょう。
白滝山をスルーする場合は気づかず通過しても問題はありません。
白滝山山頂
白滝山へは5分程度で到着できるので少し休憩がてら寄り道しましょう。
白滝山は稜線上にあるピークで独立峰を成していません。
かつては石堂山の一部とみなされていたとの説もあるそうです。
山頂には三等三角点点名男竜、標高1526.27m。
プレート等もありますが、かなり朽ちてしまっています。
御塔石・大工小屋石へ
白滝分岐を越えると山頂が近づき一気に見晴らしが良くなってきます。
標高1533m付近では特に視界が開けており、石堂山の山頂や矢筈山を眺めるにちょうど良い場所です。
御塔石の前に登場する大工小屋石は看板が錆びて読めなくなっており、見逃しがちですので注意。
山頂から150mほど手前の場所で御塔石越しの姿を眺めたらもうすぐ山頂です。
石堂山山頂
石堂山山頂はひろびろとした気持ちのいい場所です。
立派な三角点らしきものがありますが、これは基準点ではないそうです。
山頂からは南の矢筈山、東には津志嶽などを眺められます。
もちろん山肌から突き出た御塔石の姿も必見です。
Photography
Canon R5 + RF24-105mm F4 L IS USM
Movie
帰りは往路を戻りましょう。
なお、矢筈山への縦走は深いササの中を行く道で約80分ほどの道のり。
石堂山登山道とは一味違う深い山といった道ですので、挑戦する場合はお気をつけて。、
お疲れ様でした。
あとがたり
そびえ立つ御塔石がシンボルの石堂山でした。
今回紹介したコースはとても歩きやすくておすすめできる登山道です。
風呂塔・火打山から縦走するかたの方が多い印象を持っていますが、
同じ名を冠する神社からの修験の道を歩いてみるのもまた良かったです。
登山道中もですが、運転にも十分に気をつけて良い登山にしてくださいね。
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それではまた次の山でお会いしましょう。
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