飯野山・岩場コース【香川/新日本百名山】
こんにちは、しこぐらBLOGです。
この記事では香川県丸亀市にある讃岐富士として名高い飯野山について、登山に必要な情報を写真と共にお届けします。
飯野山の一般登山道は老若男女が歩ける易しい道です。
本記事では、南壁を直登していく岩場コースについてご紹介しています。
※この記事の元になった登山は2024年10月・2025年11月などです。
Contents
飯野山
概要と見所

飯野山(いいのやま)
標高421.7m
香川県丸亀市飯野町
四国百名山・百山
新日本百名山
写真は琴平山からの飯野山



飯野山は香川県丸亀市と坂出市に跨る標高約422mの山です。
特徴は低山ながらも端正でピラミダルな独立峰の美しい姿。
讃岐富士の愛称で愛され、遠くから見ても一目でわかる姿をしています。
片道1時間足らずで登ることができる手軽さと、山頂付近からの坂出・瀬戸内海や丸亀・善通寺方面の眺望から、年を通じて多くのハイキング客が訪れています。
新日本百名山
飯野山は平成17年に新日本百名山に選定されています。
こちらは中高年でも登りやすい山であることを加味して登山家岩崎元郎氏によって選定されたものです。
飯野山はまさにその通り、老若男女が登ることができる新百名山にふさわしい山でしょう。
その他もちろん四国百名山・百山にも選定されています。
飯野山
登山口とコース紹介

飯野山登山口で一般的なものは3つ
- 飯野町コース
- 飯山町コース
- 坂出コース
飯野山は大きく3つの登山口があります。
最も登山客が多いのが南西に登山口のある飯野町コースです。
登山マップ青で示された区間は一部舗装された道で、ぐるっと歩いて山頂広場を目指すコースです。
その他、南東からの飯山コース、北からの坂出コースがあります。
いずれも1時間弱程度で登頂が可能な易しい道になっていますが、飯山コースはやや階段続きで登りがきつい道のりとなっています。
飯野山丸亀市公式HP
https://www.city.marugame.lg.jp/page/3063.html
飯野町登山口
Google Map

南の県道18号線から入る道もありますが
こちらの方が道は広いです


登山口付近で丸亀市野外活動センターがあり、隣のトイレが利用可能です。
また自動販売機も付近に設置されています。
登山道中も終始公共の電波も利用可能です。
飯野山
岩場コース

今回の記事で歩くのは、飯野町登山口からスタートして岩場を直登して展望台下へと登り切る通称 飯野山岩場コースです。
- 登山口から早々に右手(直進)へ 多少ヤブの道
- 香川県砂防指定地の石標のあるトラバース
奥の谷に沿って登りたくなるが、右奥のロープへ取り付く - コースに沿っていればゴロゴロ岩の転がる道
- 視界の良い岩場、簡単なロープあり
- 登山道に出合う 少しだけ登り方向へ歩き再び直登路へ
- 展望台直下に出たらゴール
こちらのコースでも、歩き慣れている人ならば2時間もあれば下山可能でしょう。
登山が好きな方にとっては飯野山は楽な山だと思いますので、展開のある岩場コースもおすすめです。
歩行者が少ない分、道がわかりにくかったり荒れていたりしますのでご注意ください。
まずは登りで行ってみる方がいいかなと思います。

登山記録
それでは実際に飯野山の岩場コースで登った際の記録でご紹介します。
飯野町登山口周辺には、弥生時代から古墳時代の遺跡である飯ノ山西麓2号墳がみられます。弥生の広場に駐車できるほか、登山口前の道路脇に並べて駐車する方が多いです。


飯野町讃岐富士登山口より
登山口より入ってすぐ、登山道へ左折する看板を直進して南麓へと向かいます。
少しヤブになっているので夏場は苦労するかもしれません。
香川県砂防指定地の石標を目印に、トラバースして谷を越えたら左手へ取りつきます。


昔は奥にキャンプ場があったのかな?

長くは続かないので乗り越えていきます

香川県指定砂防地の石標がありますが
2025年時点で倒れていました
初見だと迷うかもしれません

この奥に進みたくなりますが...

激登りのロープ場でした
いきなりで想定外

たまに赤テープがあります
信用して歩けるほどではないです
ゴトゴト岩の尾根から岩場へ
ルートに入ることができればさほど歩きにくさはありません。
ごろごろと岩が転がる尾根道を進み、視界が開けたら念願の岩場へと続きます。
15分も歩けば岩場へと出るでしょう。




念願の岩場へ到着です!
飯野山の岩場より
飯野山の岩場から振り返って見える善通寺市方面の景色がはとても良いです。
岩場の最上部からは瀬戸内海を含む讃岐平野の美しさを堪能できるでしょう。
山頂展望台よりも景色が良いと思います。
岩場コースをお勧めする理由のひとつです。


Photography
Canon R5 + RF24-105mm F4 L IS USM








Movie
登山道出合から展望台下まで
岩場での休憩を終えたら続いて直登路を進みます。
途中で一般登山道の5・6合目の間あたりに出ますが、すぐにまた直登コースを探して取りつきましょう。
地味ですが、登山道に出たら少しだけ登り方向に歩いたところに赤テープとロープが張られて目印となっています。

一般登山道へ出ました

降りではかなり難しいと思います
一応奥に赤テープが見えてはいますが...

上から見るとこんな感じ
ロープと赤テープが目印です

申し訳程度のロープ場①


が、ここも山頂方向へ突っ切ります
昔歩かれてた道でしょうか

この前を突っ切って左下から登れます
飯野山山頂広場
飯野山にはたくさんのオブジェや建物がありますので、休憩しながらゆっくりと観光してから下山しましょう。
山頂や登山口付近に住み着いているネコちゃんも名物のひとつです。
飯野山の三等三角点は広場の奥まったところにありますので見逃さないように。










下山
帰りは往路を戻るのも良いですし、一般登山道をのんびり歩くのも良いでしょう。
今回は3合目から分岐している西側ルートを歩いて降りました。
こちらは舗装されている場所がなく、天然の山道を歩けて静かで気持ちが良いです。
9合目の展望所から少し登ったところで案内看板があります。

坂出方面への矢印が出てますが
しっかり起点へ戻れます

9合目展望所からの景色

天然道が歩きやすいです 道はきれい

3合目まで降りてきます


お疲れ様でした
あとがたり
四国で最も愛される低山といっても過言ではないであろう、讃岐富士は飯野山でした。
たくさんコースはありますが、基本的によく整備されて老若男女が歩ける道になっています。
よく登山をする人向けに少し面白いコースとして今回は岩場を紹介してみました。
多くの方に馴染み深い山だと思いますが、また新たな良さをお知らせできていれば幸いです。
道が不明瞭だったり足元が悪かったりする可能性がありますのでお気をつけて。

それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
また次の山でお会いしましょう。
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ver1 2024.11.16.
ver1.1 2025.11.20.







