大川山【四国百名山】

こんにちは四国グラフィです。
この記事では香川県まんのう町の四国百名山、大川山(だいせんざん) についてお伝えします。

※この記事の元になった登山は2023年2月中旬です。

大川山 概要

大川山( だいせんざん)
標高1043m
香川県まんのう町
四国百名山・百山

大川山について

大川山は香川県と徳島県の県境にまたがる山で、大滝大川自然公園の一部です。
標高としては香川県2番目に高く、讃岐山脈の中心を成しています。

山頂には町内最古の歴史を持つといわれる大川神社があります。

大川神社は安産や雨乞いの神として祀られ、大川大明神として親しまれています。

大川神社の由来

木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと) と大山津見命(おおやまづみのみこと) が祀られています。

木花之佐久夜毘売命は花が咲くような美しい女神とされ、説話では火の燃え盛る産屋のなかで3人の男子を次々に産んだと云われており、このことから後世にて安産の神として信仰されています。

また火を噴く山の神霊を鎮めるために活火山であった浅間山や富士山にも祀られているそうです。

※御祭神の表記は大川神社下の看板に従いました。

大川念仏踊り

年1度旧暦6月14日近い日曜日には、大川念仏踊りが催されています。
これは香川県指定無形民俗文化財となっています。

聖武天皇の時代、天平4年(732) の大干ばつにて、国司が雨乞い祈願をしたところ1匹の蛇が龍となって雲を呼び、雨を降らせたと伝えられています。

その際に民衆が歓喜し踊ったことが発祥の起源とされて、以来讃岐・阿波をはじめ四国中から祈雨の神様として尊崇されたとのことです。

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登山口紹介

大川山への登山道は国道438号線より数本伸びており、自治体公式でも多数紹介されています。
ここでは歩きやすく距離も短い『だいせんみち』野口コースを紹介します。

まんのう町琴南公民館

国道より登山道へ向かうには琴南公民館を目指すと良いでしょう。
大川山キャンプ場への標識に従って登ってゆくと、途中でだいせんみちの看板で登山道が示されています。

琴南公民館の駐車場を利用するか、少し進んだ先で路側帯に駐車して登山道へ入ることもできます。

登山口付近にはトイレなどの設備はありません。
自販機なども含めて必要ならば公民館を利用させていただきましょう。

主要通信会社の電波は利用可能です。

Google Map

野口コース

琴南公民館よりキャンプ場方面に車道を登っていくと、30分程度でだいせんみちの看板を目にします。

まずは山道の入口である随神門大山祇神社があり、その後一旦車道に戻りすぐ登山道が始まります。

車道を跨ぎながら階段の組まれた一本道を歩いてゆき、山頂付近の遊歩道まで1時間程度歩けば大川神社です。

山頂の看板と三角点は大川神社内の本堂裏手にあります。

コースマップ

YAMAP地図(筆者注釈)

登山記録

それでは、実際に大川山に登った時の記録をご紹介します。

琴南公民館より

公民館駐車場に車を停めさせていただいてスタートです。
目の前の国道より、青色の道路標識でキャンプ場方面へ坂を登っていきます。

左手に田園風景を見ながら歩くと30分弱でだいせんみちの看板を目にします。
この付近の車道は道幅も路側帯も余裕があるため、ここまで自動車を利用してここからスタートするのも良いでしょう。

最初の看板に従い、右手に入った先で見る随神門は山頂大川神社への参道入口です。
大川山まで廿五丁の丁石が立てられており、丁石は登山道でも目にします。

一旦車道に戻り、続いての看板からが登山道に入ります。

登山道入口より

2度目のだいせんざんの看板より登山道に入り、階段の組まれた山道を登っていきます。

丁石が残る雑木林の道を進んでいきましょう。

少し崩壊しているところもありますが通行に支障はありません。

車道を跨いで看板に従って山道に入る、の繰り返し。

登りはいいのですが下りを間違えやすいので注意しましょう。

だいせんみちの看板には番号が振られており、11まで確認しました。

11番の看板より短い急な登りを越えると展望テラスと山頂方面の分岐に到着します。

ここまで随神門より1時間程度です。

展望テラス

最後の尾根上の車道に出合うとそこは展望テラスへの分岐です。

階段が山頂への道です

写真で見えている階段の反対方向に進めば展望テラスまではわずか数分。
山頂の大川神社は休憩場所に乏しいので活用しても良いでしょう。

北方面の讃岐平野から瀬戸内海を一望することができます。
まんのう池やこんぴらさん擁する大麻山なども眺められるでしょう。

展望テラスより

大川山 山頂へ

展望テラスの分岐から山頂までは15分ほどです。

キャンプ場方面への車道も分岐していますが、尾根を伝って木で組まれた通路と階段を登っていきます。通路は滑りやすいので注意。

この周辺はイヌシデの木道などを含めて天然林が残る自然散策のみちとしても整備されていますので、余裕があれば帰りに迂回するのも良いでしょう。現地にもコース紹介の看板が建てられています。

散策コースの案内

登り切れば徳島県との県境付近。
春の訪れを感じるメジロが鳴いています。

山頂の大川神社ももうすぐです。

まっすぐ進むと裏のお社から山頂標識付近へ到着しますが、正面からお参りしたい場合は右手へ回り込みましょう。

大川神社

大川山山頂を含む大川神社は立派な鳥居と本堂を構える雨乞いの神社です。

正面からお参りした場合は本殿に向かい左手へ進むと奥にもお社があり、その近くに小さな看板と三角点があります。

お疲れ様でした。

下山は往路を戻りましょう。

参考コースタイム

(起点)
琴南公民館駐車場
 ~随神門・大山祇神社(20分)
 ~登山道入口(5分)
 ~展望テラス分岐(70分)
 ~大川山山頂(15分)

往路
活動時間 1時間50分 歩行距離4.3km

あとがたり

というわけで香川第2位の標高をもつ大川山の紹介記事でした。

山頂の大川神社は地元に愛される静かで美しい神社。
天然林や野鳥など豊かな自然の残る四国らしい名山でした。

それではまた次の山でお会いしましょう。

ご指摘ご感想などお気軽に以下までお寄せください。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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