ウバホド山【愛媛県】
こんにちはしこぐらブログです。
この記事では愛媛県のウバホド山について登山に必要な情報を写真とともにお届けします。
※この記事の元になった登山は2022年11月上旬です。
※記事内に2022年12月時点での通行止め情報を記載していますのでご注意ください。
Contents
ウバホド山 概要
ウバホド山
標高1481.9m
愛媛県久万高原町西谷
ウバホド山について
愛媛県中部、四国山地西部に位置し、大川嶺連峰よりササ深い道で繋がるウバホド山です。
名前の由来はこの一帯の地名にあるとされウバホトが本来の名称であるとの説もありますが、現在は広くウバホド山と呼ばれています。
かつて牛の放牧場として用いられていたそうで、ササ原に隠れたその名残を見ることができます。
また山頂付近の尾根北面に残るブナの原生林も見どころです。
登山口情報
ウバホド山登山口
ウバホド山登山口は、大川嶺最高地点である笠取山の麓を通る林道沿いにあります。
最寄りまで行くならば笠取山山頂直下の無線中継所があり、そこで駐車可能です。
Google Map(笠取山駐車場)
大川嶺登山口
もしくは大川嶺登山口より大川嶺・笠取山へと歩いてから林道へ降り、ウバホド山を目指しても良いでしょう。
この場合往路1時間20-30分程度の道のりです。
大川嶺登山口は県道328号 柳谷美川線沿い。
大川嶺分岐点の看板で示されています。
通行止め情報
柳谷美川線は2022年12月現在で大川嶺登山口より南は通行止めとなっています。
2021年の大雨に伴う落石・道路崩壊が原因とのことで復旧の見込みは不明です。
よって登山口付近へ向かうには、道の駅みかわや軍艦岩付近より柳谷美川線へ入りましょう。
アクセス方法など、詳細は大川嶺の記事もご参照ください。
コースマップ
ウバホド山の登山道はほぼ東への一本道です。
牧場跡の鉄柵を越えて間もなく迷いやすい点があり、尾根の北寄りへの道を歩きましょう。
登山記録
それではウバホド山登山口より山頂を目指します。
実際は大川嶺登山口より笠取山まで歩き、山頂を通過したところから林道へと降りています。
この日は午後からのハイキング。
この時点で時刻は15時ごろ、帰りには大川嶺から夕日を眺めるプランです。
ウバホド山登山口より
笠取山山頂下の林道よりすぐ、登山口看板を目にします。
ツツジのブッシュを越えてススキ混じりのササの道を進みます。
少し進むと、ウバホドのうずたかい綺麗な姿が目の前に既に見えています。
東にまっすぐ伸びる尾根道を順調に歩けば片道30分ほどなのですが、なかなか曲者でした。
大川嶺付近までは綺麗に刈られていましたが、11月というのに背の高いササが生い茂っておりここまでと違う様相を呈しています。
放牧場跡
登山口より15分も歩くとササ藪の中に放牧場の名残の鉄柵などを確認します。
距離的には1/3ほどを歩いた地点です。
注意していれば危険はなし
古い記録では有刺鉄線に注意、という記載も見られましたが、周囲には確認できませんでした。
注意箇所
腰の高さまでのササ藪を引き続き進んでいきます。
鉄柵を越えてまもなく、5分ほどで赤テープが2箇所ほど確認できます。
この先、踏み跡が複数あり進路を悩みますが、右手(南)のササ原ではなく、左手(北)へ進んで尾根上のブナ林の中を進むのが正解のようです。
踏み跡が数本ありますが左よりへ進みます
尾根南を沿って歩くと山頂直下で藪漕ぎしながら無理やり登ることになります。
ここを間違えずに進むと天然林のブナ林を堪能しながら難なく山頂付近へ到達です。
山頂付近
全体にササが濃く発見しづらいですが、最高地点付近に図根点があります。
特にランドマークはなく主にGPSで判断しました。
周辺に枝にかけられた山頂の証があるようですが、発見できませんでした……。
山頂看板はそのさらに奥、こじんまりと立てられています。
画像の山頂看板および4等三角点は最高地点を50mほど通りすぎた場所にあります。
登山口看板より40分ほどで山頂へ到着です。
歩行距離にして約1km。
山頂からの景色
山頂のスペースは心ばかりといった感じ。
しかし南方向真正面に四国カルストを眺めることができるのが特筆すべき点です。
動画:ウバホド山山頂より
下山
下山は往路を戻りましょう。
大川嶺登山口まで戻る場合は、登山口より車道を歩いてもさほど遠回りはありません。
今回はちょうど日没手前の時間で大川嶺へ辿り着き、夕陽を見て下山しました。
お疲れ様でした。
関連記事:大川嶺
あとがたり
愛媛県のウバホド山についてお届けしました。
四国百名山の大川嶺とあわせて歩かれる方が多いと思いますが、ササ藪の道を歩くのに少々手こずりましたので別で記事化しています。
四国の中でもマイナー山ではありますが、登山口付近から眺められるまっすぐな尾根道と山頂は美しく、四国カルストを眺めることができる魅力ある山でした。
大川嶺からの縦走では他に貝渚山、水なし山方面もありますので、次回はそちらをレポートできるように歩いてみたいと思います。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました。
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